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エネルギー
太平洋パイプライン、サハリン・プロジェクトを含め、エネルギー協力は、日露間の戦略的・経済的関係を大きく発展させられる分野であるという認識で日露両首脳は意見が一致した。
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京都議定書
小泉総理より、日本の経験をも踏まえつつ、環境保護が経済活性化のためにも重要であることを強調し、ロシアの京都議定書早期批准に向けて大統領の指導力を強く要望した。これに対し、プーチン大統領より、(イ)京都議定書の重要性に関する総理の指摘に同意する、(ロ)ロシアにとって、困難な問題ではあるが、京都議定書が重要であるとの総理のご意見に全く同感であり、どのようにして批准できるかにつき行政府と議会との間で協議している旨述べた。
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(3) |
非核化協力
プーチン大統領より、(イ)カナナスキス・サミットにおけるグローバル・パートナーシップを巡る議論では日本が最も慎重であったが、その後、日本が参加を一旦決めてからは、他国の協力と比較し、日本との協力が最も進んでおり評価している、(ロ)今後ともこの分野で協力していきたいとの発言があった。これに対して小泉総理より、環境保護の観点から、原潜解体は重要である旨述べた。
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