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会談・訪問
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小泉総理大臣
カナナスキスにおける日露首脳会談(概要)
平成14年6月27日
27日午後3時(現地時間)から約40分間、カナダのカナナスキスにおいて、日露首脳会談が開催されたところ、概要は以下のとおり(ロシア側同席者は、プリホジコ大統領府副長官、イラリオーノフ大統領顧問他、当方同席者は、安倍官房副長官、高野外務審議官、齋藤欧州局長、上月欧ロ長他)。
小泉総理の訪露
(1)
プーチン大統領より、首脳レベルでの対話の継続が重要であるとの指摘があった。
(2)
小泉総理が本年12月から来年1月の間の然るべき時期に訪露することについて両首脳は合意した。具体的な日程は今後外交ルートを通じて調整される。
(3)
また、次官級協議、大臣訪露を通じ、総理の訪露の準備を進めていくこととなった。
(4)
両首脳は、来る小泉総理の訪露が日露関係の更なる進展に弾みを与えるものとなるとの期待を表明し、「日露行動計画」を作成することで合意した。
平和条約交渉を含む日露関係の基本方針の確認
(1)
両首脳より、日露関係を大局的な視点に立って、幅広い分野で進展させていくことが重要である点につき認識が一致した。
(2)
平和条約交渉については、総理より、これまでの成果を踏まえ、引き続きしっかりと交渉を取り進めたい旨表明した。これに対し、プーチン大統領より、平和条約交渉については、専門家レベルを含む協議を継続したい旨の発言があった。
2003年「ロシアにおける日本年」
来年は、サンクトペテルブルグ建都300周年であることを踏まえ、来年を「ロシアにおける日本年」とし、日本を紹介する諸行事を行うことで合意した。
朝鮮半島情勢
プーチン大統領から、朝鮮半島情勢につき言及があった。これを受け、小泉総理より、拉致問題を含む日朝関係等につき説明し、日本の立場を北朝鮮に伝達するよう依頼した。これに対し、プーチン大統領はこれを了解した。
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