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総理より、武力行使支持の判断は世論等の反対もあり困難だったが結果として正しく喜んでいる、国際社会は一時的に一致しなかったが、これから国際協調を再構築することは可能であり、日本もそのために努力する旨述べた。これに対しブレア首相からは、総理のリーダーシップによるものであり、ブッシュ米大統領とも総理が正しい判断をしたと話した、今回のプロセスで誰が真の友人かが分かったとの発言があった。
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総理より、対イラク復興支援について、日本独自のもの、ORHAを通じてのもの、国際機関を通じてのもの、国連決議を行った上でのものが考えられる、日本からもORHAに政府職員を派遣しているので、緊密に協力していきたいと述べた。
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総理より、イラク復興には国連の役割が必要である、国連の役割の重要性、国際協調の必要性につきG8サミット前にブッシュ米大統領と意見交換する予定である旨述べた。
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ブレア首相からは、難しいのは国連の適切な役割を見出すことである、国連決議を求めるにはオムニバス方式と分野別方式の2つがあるが、後者の方が望ましいかもしれない、難しい問題が後回しにされるかもしれないが国連においてモメンタムを維持する必要がある、国連の参加は必要だが、全てを管理するわけではなく、そのバランスが大事である、米に対しては国連を関与させる実際的利益につき話す必要があると考え、国連の参加なくしては他の国の参加が困難となり、米英軍がなかなかイラクから撤退できなくなるといった話をしている旨の説明があった。
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小泉総理より、米国は軍事的に大勝利を得たがこれから政治的に勝利する必要がある、米国としては国際協力体制を再構築する必要があると思う旨述べた。これに対し、ブレア首相より、ブッシュ大統領はその点を理解していると思う、日英のような同盟国は、米国が他国の問題に手を差しのべるのを助けるべきである旨述べた。
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