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小泉総理大臣


小泉内閣総理大臣の
ボアオ・フォーラム第1回年次総会の出席
(概要と評価)
 

平成14年4月

1.概要

(1) 小泉総理は、ボアオ・フォーラム第1回年次総会に出席するため、4月11日(木)から13日(土)まで中国の海南島・ボアオを訪問した。

(2) ボアオ・フォーラムにおいて、小泉総理は、12日午前、基調演説及び質疑応答を行うと共に、同日午後、中国の朱鎔基総理及びタイのタクシン首相とそれぞれ二国間会談を行った。


2.評価

(1) ボアオ・フォーラムは、アジア各国・地域の政・財・学の関係者が一堂に会し、アジア域内及びアジアと他の地域との間の経済分野での協力関係強化について自由な意見交換を行うことを目的としたものである。この地域の経済発展に大きな責任を有する日本としては、第1回目の会議から積極的に参加し、アジアにおける地域協力に対する日本の姿勢・考え方を効果的に示すことができた。

(2) 今回の会議では、「新しい世紀、新しい挑戦、新しいアジア:経済発展と協力」をテーマに議論が行われたところ、総理は、「アジアの新世紀ー挑戦と機会」と題し、新しい世紀におけるアジアの繁栄と安定、その中における日本の役割や政策について演説を行った。演説において、総理は、アジアが「自由」、「多様性」、「開放性」との指導原則の下、「改革」、「協力」、「世界への発信」という三つの具体的な課題へ取り組むことの必要性について強調し、アジア全域の政府・ビジネス・学界関係者等に対し、アジアにおける経済関係の強化等についての考え方を直接発信することができ、有益であった。

(3) また、総理はボアオ・フォーラムへの参加の機会を捉え、中国の朱鎔基総理やタイのタクシン首相とそれぞれ会談し、両国間の協力関係の強化や地域情勢などについて、有意義な意見交換を行った。朱鎔基総理との会談では、日中国交正常化30周年を契機として、各分野での協力関係を一層強化していくことにつき確認するとともに、特に経済面での対話強化のため、「日中経済パートナーシップ協議」の設立につき原則合意した。また、不審船問題について、冷静な話合いを通じて解決していくことを確認したほか、拉致問題を含む北朝鮮問題についても意見交換が行われた。タクシン首相との間では、日・ASEAN包括的経済連携構想の実現に向け、日タイ間の連携を強化していくことが確認された。


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