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北朝鮮政策については、これまで日米韓で緊密な連携・協力を図りながら、建設的な対話を通じて北朝鮮を国際社会に関与させるとの方針を堅持してきたが、その甲斐もあって、北朝鮮が日米韓三国との対話に前向きな姿勢を示し始めていることは心強い。
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最近、京義線、東海線ならびに南北間の道路を連結するプロジェクトが具体的な進展を見せていることは、南北間の対話と協力が促進されていることの象徴であり、喜ばしい。私としても、引き続き貴大統領の包容政策を強く支持していく。
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日朝関係については、先に電話で説明させて頂いたとおり、10月中に国交正常化交渉を再開する予定であるが、重要なことは、北朝鮮が、「日朝平壌宣言」の原則と精神に則って、北朝鮮が諸懸案の解決に向けて具体的に誠実な取り組みを見せることである。
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19日には、ブッシュ大統領とも電話で会談し、朝鮮半島の緊張緩和のため、建設的な対話を行うことが重要であり、金正日委員長も米国との対話の意欲があることを説明して、米朝対話を促した。これに対し、ブッシュ大統領は、この問題を真剣に検討すると述べていた。
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また、韓国側が日本の北朝鮮との対話を支持したことに対し、謝意を表明する。
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なお、日本としては、北朝鮮の最近の経済措置の動向に関心を有している。
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