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CLV諸国の開発
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小泉総理は、日本のイニシアティブであるメコン地域開発を推進する決意を改めて表明。 |
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各国首脳は、地域開発の優先事項として、運輸、電力、ICT等のインフラ整備及び東西回廊の重要性を認識。 |
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小泉総理は、カンボジアにおける「メコン地域通信基幹ネットワーク整備事業」、ラオスにおける「メコン地域電力ネットワーク整備計画」、ベトナムにおける「カイメップ・チーバイ国際港開発事業」に円借款を供与することを表明。 |
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CLV首脳は、11月28日のCLV首脳会議において採択されたCLV開発の三角地帯設立に関するビエンチャン宣言及びマスタープランを小泉総理に説明。 |
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CLV首脳は、メコン地域開発に対する日本の重要な役割及び貢献を高く評価し、CLV開発に対する一層の支援と、「開発の三角地帯」の実現に向けた日本の協力に対する期待を表明。 |
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小泉総理は、マスタープランに関する説明に感謝し、小規模無償援助たる「草の根・人間の安全保障無償資金協力」等を活用したマスタープラン実現への支援を検討することを表明。各国首脳は、他のドナーも参加する形での将来の会合開催の可能性を含めたフォローアップ措置を検討するための日CLV間の実務会合を持つことで一致。
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貿易・投資の促進
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各国首脳は、高い経済成長を達成するためには、貿易と外国直接投資の促進が不可欠であるとの認識を共有。 |
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CLV首脳による投資環境整備の努力の表明。小泉総理はこれを歓迎し、他国を経由したCLV諸国への日本企業の投資を奨励し、税関分野における技術援助を継続する意思を表明。 |
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小泉総理によるカンボジアのWTO正式加盟歓迎及びベトナムとラオスのWTO早期加盟への強い支持表明。
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開発における環境・水資源問題
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各国首脳は、持続的な成長のためにメコン地域の環境保護の重要性を認識。 |
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メコン河の水資源問題を扱うメコン河委員会の取り組みを評価。
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人造りの推進
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各国首脳は、人材育成が国造りの基礎であり、この地域の発展に必要不可欠な条件であるとの認識。 |
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昨年12月に発表された「日・ASEAN行動計画」の着実なフォローアップの重要性を認識。
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農業農村開発
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各国首脳は、CLV諸国においては都市に比べ農村における貧困率が高いことを考慮し、貧困削減の分野で協力。小泉総理は、特定産品の確立といった「一村一品」運動を通じた支援を表明。 |
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