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小泉総理大臣

上海APEC
日・マレイシア首脳会談
(概要)

日・マレイシア首脳会談の様子

平成13年10月22日

 22日午前、上海において、小泉総理とマハディール・マレイシア首相との間で、日・マレイシア首脳会談が行われたところ、概要以下のとおり。
 なお、マハディール首相からは、できるだけ早い時期の総理のマレイシア訪問につき招請があった。

総理から、対テロ対策について、日本の対応を説明。
両首脳間で、APECにおいて、テロに対して共同して反対するという合意ができたこと、及びテロに対応する上でも経済成長を確保していくことの重要性を確認したことの意義について意見の一致を見た。
ミャンマー情勢につき、両国が引き続き協力して対応していくことにつき合意。

1. テロ関連

(1) 総理から、概要以下のとおり述べた。
 米国における同時多発テロ事件は日本にとっても他人事ではなく、自分の問題として毅然として戦う決意である。この戦いはテロに対する戦いであり、イスラムに対する戦いではない。

(2) これに対して、マハディール首相から、概要以下のとおり述べた。
(イ) 自分はイスラム教徒としてイスラム世界の感情をよく理解できる。米国もイスラムの一般大衆が有している感情を理解することが、事態を悪化させないために重要である。
(ロ) ウサマ・ビン・ラーデンはイスラムを代表するものでは全くない。同人は、米国とイスラム世界との戦いであると主張しているが、アフガニスタンに対して武力行使をすることで、同人がより力を得ることを懸念している。無辜の人への攻撃はイスラムの教えに反するものであり、イスラム世界は、宗教界においてでさえ、この戦いが米国とイスラムの戦いであるというウサマ・ビン・ラーデンの主張を否定している。

2.ミャンマー情勢

(1) 総理から、マハディール首相自身がミャンマー問題について高い関心をもっておられると承知している、日本もミャンマーと友好関係を維持しており、同国の民主化にも関心を有している、今後もマレイシアと連携していきたい旨発言した。

(2) これに対し、マハディール首相から、マレイシアとしては、制裁ではなく、話し合いを通じてミャンマーの状況を解決する努力を行っている旨の発言があった。


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