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トップページ > 会談・訪問 > 小泉総理大臣 |
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(成果と概要) 平成13年7月2日 小泉総理は、米国訪問に引き続き、英国を訪問し、7月2日にブレア首相と会談を行った。(今回の訪問には、安倍官房副長官が同行した。)I.成果
II.概要 ブレア首相との間で、二国間関係、国際的な課題等に関して幅広く意見交換を行った。 1.改革への取り組み 総理から、小泉内閣の最大の役割は日本経済の再生であり、英国の経済再生に学びたい。一部だけでなく全体の改革が自分の役割であり、公共部門での税金の使われ方に問題がある旨述べるとともに、思い切った改革を断行したい、「改革なくして成長なし」というのが自分の信念である旨発言があった。 ブレア首相からは、改革で一番難しいのは総論では賛成するが、各論では反対される点である、英国でも公的な部門での改革を進めている、総理の改革に関心を持って見守っていきたく、日英で緊密に連絡をとっていきたい旨発言があった。 また、先方から、両国の首相の政策、政治アドバイザー同士の会議を開いてはどうかという提案があり、小泉総理から、それは大変いい考えであり、是非とも進めていきたい旨述べた。 2.二国間関係 総理より、日英関係は大変深い信頼関係にあり、また、良い日英米関係は世界の平和にとっても大切である旨述べた。総理から、5月の皇太子殿下の御訪英についてお礼を述べた。また、日英間の成功例としてJETプログラムに言及した。 ブレア首相からは、総理の日英関係、日英米関係に関するご意見につき全く同意見である、日英関係については経済関係同様、政治関係も強化していきたい旨発言があった。 3.国際的な課題 (1)京都議定書 総理から、米国との京都議定書についての話し合いの内容を説明した。米国も目的は共有しているので、出来る限り、米国と一緒に出来るようにハイレベルで話し合いをさせることとした。この努力について、英国の理解と協力を求めたいと述べた。 それに対し、ブレア首相から、日英ともに京都議定書を強く支持している。ただし、米国と一緒に作業することも重要である。米国も京都議定書の目的は共有している。従って、総理が言われたような米日欧が協力できるような方向での努力を支持したい。日英間でも話し合っていきたいと述べた。 (2)ミサイル防衛計画 総理から英国の立場について質問がなされ、ブレア首相からは、英国は米国の認識を共有する、米国が脅威への対応手段を開発することは妥当と考えるが、配備については主要な同盟国と十分協議して進めてほしいと考えており、こうした立場のもと、米国と欧州諸国との橋渡し役を果たしていきたい旨発言があった。 (3)安保理改革 ブレア首相から、英国は日本が国連安保理の常任理事国になることを支持しているとの発言があった。 |
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