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過去の記録

日・アイスランド首脳会談
(概要)

平成11年6月23日

I.日時

 22日9:00~9:45(日本時間18:00~18:45)

II.概要

1.二国間関係

(1)冒頭、小渕総理より、日本の総理として初めてアイスランドを訪問したことに言及しつつ、ホスト国としての労をねぎらうとともに、86年に米ソ首脳会談が行われた場所(ヘヴジーハウス)での会談という取り計らいに謝意を述べた。

(2)オッドソン首相より、日本との関係を強化すべく、2000年にも東京に大使館を開設したいとの意向が示された。小渕総理よりは、安保理常任理事国入り支持等アイスランドの親日的な姿勢に感謝しつつ、近々レイキャヴィックにジャパン・インフォメーション・センターを設立し、広報活動を通じた相互理解の促進や幅広い両国関係の進展に弾みをつけたいと考えていること、また駐ノールウェー大使の頻繁な出張等を通じ交流拡大、政策面の協調を図っていきたい旨述べた。

(3)小渕総理より、来年日本で開催予定の「アイスランド・フェア」に言及し、日本国民のアイスランドに関する理解を深め、貿易や観光を促進する上で大変有意義なので、しっかりとした準備を行うため、アイスランドの政府関係者を日本に招待して両国政府の支援策を検討したい旨述べ、オッドソン首相の同意を得た。

2.二国間経済関係

 小渕総理より、我が国のアイスランドからの輸入の約9割を水産物、特にシシャモや甘エビといった身近な食材が占めていることに言及しつつ、両国の経済関係を発展させたい旨述べた。オッドソン首相より、日本の輸入割当制度につき言及があったので、総理より現行制度においても円滑な輸入が充分可能となっていることを説明した。

3.国際漁業問題

(1)小渕総理より、鯨を含めた海洋の生物資源は科学的根拠に基づいて持続的に利用すべきであり、世界的な漁業問題に関しては、FAOや地域漁業管理機関等の国際的枠組みの下で協力すべきと考える旨述べたところ、オッドソン首相も同意を示した。

(2)また、オッドソン首相より、アイスランドは捕鯨の再開、国際捕鯨委員会(IWC)への復帰等を現在検討しており、捕鯨問題について日・アイスランド間で協力していきたい旨述べた。小渕総理より、捕鯨は原則的にはIWCの管理下で実施されるべきこと、アイスランドがIWCに再加盟するのであれば歓迎すること等を述べた。



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