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日英首脳会談
(概要)平成11年6月22日
I.日時21日12時02分(日本時間20時02分)~13時45分(日本時間21時45分)
II.概要
- 1.冒頭小人数会合
日英両国首脳は大変打ち解けた、まさに友人という雰囲気の中、意見交換を行った。
(1)ブレア首相より、日本が経済的に難しい局面にありながら改革を断行したきたことについて敬意を示したい、日本が前進を始めたことについてG8も世界も評価しており、G8首脳会談でも各国首脳から改革に対する賛辞が送られた、また、日英関係は現在大変良い状態にあるが、今後、経済・貿易を越えて政治面においても協力を強化していきたい旨の発言があった。
(2)総理より、日英関係を一層強化することにつき同意を示した後、ブレア首相が提唱している「第三の道」に関連し、日本は、現在、米国のいう自己責任と、終身雇用に象徴されるこれまでの日本のやり方の中間の道を模索しており、その意味で英国と同じ道を進んでいる旨述べた。また、総理より、コソボ紛争解決に向けてのブレア首相の努力を評価する旨発言があった。
(3)ブレア首相より、改革の時代では、政治が対応することが必要、そのための基盤となる価値観で国民を説得する必要がある、世界が共通の認識を持って各国と協力する必要がある旨述べた。
(4)ブレア首相より、先般の天皇皇后両陛下御訪英は大成功であった旨の発言があったことを踏まえ、総理より、陛下の御訪英の成功のためにブレア首相が努力されたことに感謝する旨述べた。
2.ワーキング・ランチ
(1)日英二国間関係全般
- (イ)ブレア首相より以下のとおり述べた。
二国間関係は極めて良い状況にあり、是非2人でこれを更に強化していきたい。日本からの投資を歓迎する。(ロ)小渕総理より以下のとおり述べた。
エドワード王子の御成婚をお祝いする。2001年に英国での実施が予定されている大型文化行事「JAPAN 2001」への協力及びワーキング・ホリデーの推進についての協力をお願いしたい。英国は引き続き魅力ある投資先であると理解しており、英国への投資拡大について日本も協力していく。英国の国際貿易庁とJETROの協力を歓迎する。日英社会保障協定が仮署名に至ったことは喜ばしい。(ハ)ブレア首相より以下のとおり述べた。
2001年の大型文化行事を支援する。ワーキング・ホリデー制度についても進めていきたい。こうしたことを通じて両国間の教育面での協力を強めたい。
- (2)国連安保理改革
- (イ)ブレア首相より、国連改革改めて日本の常任理事国入りを支持するとの発言があった。
(ロ)小渕総理より、英国の支持に感謝する、コソヴォ問題は安保理改革の必要性を一層示すこととなったと述べた上で、世界の平和と安全のために国連のあり方を考えていく必要があり、この点でも日英間で更に協力していく必要性がある旨述べた。
- (3)欧州と英国
ブレア首相より、英国が更に欧州の本流となっていくことが重要であり、英国民は英国に利益をもたらすのであれば、ユーロにも参加するであろうとの見通しが紹介された他、EUの防衛面での協力、ユーロの信頼性等につき発言があった。
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