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小渕総理のモンゴル訪問
要人との会見(首脳会談を除く)概要平成11年7月10日
10日、小渕総理のモンゴル訪問に関し、午後4時半より約30分間ゴンチグドルジ国家大会議議長との会見、午後5時より約40分間バガバンディ大統領との会見が行われたところ、概要以下のとおり。I.ゴンチグドルジ国家大会議議長との会見
(日本側:野田自治大臣、高村外務大臣、鈴木官房副長官、野田郵政大臣、久保田駐モンゴル大使他、モンゴル側:ガンホヤグ外交・安全保障委員長、エルベグドルジ国会与党会派代表他同席)
1.日・モンゴル関係
総理より、今次訪問の目的は、昨年共同声明で確認された「総合的パートナーシップ」を一層促進し、民主化と市場経済化の努力を支援していくとのメッセージを伝えることである旨説明。「ゴ」議長より、日本の民主化・改革支援への謝意を表明するとともに、総理の訪問自体が総合的パートナーシップの現れである旨述べた。更に、「ゴ」議長より、今後一層日本との協力関係を強化していきたい、議会として日本との経済協力を重視し、投資保護協定の締結が必要であると考えている旨発言。
2.議員交流
「ゴ」議長より、今秋、国際議員連盟アジア太平洋フォーラムがモンゴルで開催される、日本議員連盟(野沢太三議員団長)のモンゴル訪問を歓迎する旨発言。総理より、議員交流の重要性につき賛意を表明するとともに、同フォーラムの成功を祈念する旨発言。(その際、同席の与党民主連合からの出席者の平均年齢が30代であることを指摘しつつ)「ゴ」議長より、21世紀に向けた大事な時期であり、有力国のリーダーは非常に若くなっていると思う旨の発言あり。
3.モンゴル・日本友好文化週間
「ゴ」議長より、7月20日よりモンゴル・日本友好文化週間が始ますること、その中でモンゴル・日本議員連盟が尽力している旨発言。
II.バガバンディ大統領との会見
(日本側:野田自治大臣、高村外務大臣、鈴木官房副長官、野田郵政大臣、久保田大使他、モンゴル側:トヤー対外関係大臣、フレルバートル大使、バヤル大統領官房長官、ドルジンツェレン大統領外交顧問他同席)
1.日・モンゴル関係
「バ」大統領より、歓迎の意を表するとともに、首脳会談及び交換公文署名(注)は、昨年の同大統領訪日時に発出された共同声明の「総合的パートナーシップ」を更に発展させるものである旨発言。これに対し、総理より、昨年、外務大臣として同大統領の訪日をお迎えした際、「若い頃から各国を訪問しているが一番良いところを残している」としてモンゴル訪問の約束をしたが、これを果たせて嬉しい旨応答。また、国会の日程上、ナーダムの時期に重なり運がよかった旨発言。
(注)航空協定付表の改正、文化財保存センターに対する文化財保存機材に関する文化無償の供与、食糧増産援助の3件。2.文化交流・青少年交流
総理より、先般の文化ミッションの派遣、「バ」大統領より、近々始まる日モンゴル文化週間や日本センター、モンゴル青年500人の招待計画の準備状況について紹介。また、双方は、故司馬遼太郎氏が両国民の理解と親近感の促進に対して果たした貢献について触れつつ、現在、日モ友好の基盤ができたので、今後はこれを強化していくべき次世代の若者の交流が重要であるとの点で一致した。また、「バ」大統領は、経済交流のみならず文化等各種の交流が必要であり、21世紀に向け多方面の日モ友好協力関係を促進していくことはモンゴルの基本方針である旨述べた。
3.経済・経済協力
「バ」大統領より、モンゴルは民主化と自由・市場経済への移行のため着実な自助努力を行っているが、力の及ばないところは国際社会の協力を得たい、昨年のアジア金融危機の克服に際し日本の支援が大きな力となった旨発言。これに対し、総理より、改革には困難な課題が伴うが、大統領がこれを克服されることを期待し、日本としても役に立つことがあれば全力で協力したい旨応答。
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