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日本国とロシア連邦の間の創造的パートナーシップ構築に関するモスクワ宣言(骨子)
[前文]
- 国際社会における両国の役割と責任の増大及び両国が一層協力を進める必要性につき認識を共有。
- 自由、民主主義、法の支配及び基本的人権の尊重という普遍的価値で結びつけられている両国が戦略的・地政学的利益に合致する創造的パートナーシップを構築すべきであることを確信。
- 東京宣言に基づく日露関係の発展の評価と、日露関係をあらゆる分野で一層発展させることを決意。
- 両国首脳の建設的対話による日露関係の急速な進展の結果、東京宣言にいう過去の困難な遺産を克服すべき時が到来しつつあるとの共通の認識を確認。
- 両国の経済的協力の潜在的可能性を現実化する必要があること、また、それがロシアの経済改革継続とこれに対する日本の支持により可能となることを指摘。
- 日露関係の質的な改善が、国際情勢及びアジア太平洋地域の状況に好ましい影響を与えることを認識。
- 両国が、国連憲章の目的と原則に基づき、国際の平和と安全の強化及び地球的規模の問題の解決のための共通の努力を活発化することの重要性を認識。
[I.二国間関係]
1.信頼、相互利益、長期的視点及び緊密な経済的協力の原則に立脚した、長期的な創造的パートナーシップの構築。両首脳は、このパートナーシップの下で二国間の諸問題の解決、国際的な場を通じてアジア太平洋地域及び国際社会の平和と安定に寄与するとともに、「信頼」の強化を通じて「合意」の時代へと両国関係を発展させることを決意。
2.(未定)
(3.平和条約の早期締結のための環境を整備することを目的とする四島を巡る協力の重要性を認識。緊急人道支援の枠組みの拡大を歓迎し、多様な交流の一層の円滑化のために更なる措置をとるよう両国政府に指示。北方四島周辺水域における日本漁船の操業枠組みに関する協定を評価。)
4.政治対話の強化。首脳レベルの公式接触の毎年の実現。
5.安全保障・防衛分野の交流を肯定的に評価し、これを継続及び深化。
6.治安当局間の交流の活発化。
7.社会レベルの幅広い交流の重要性につき一致し、ロシア21世紀委員会及び日ロ友好フォーラム21の活動を支持する。
8.文化交流の一層の促進。
9.青少年交流の重要性。
10.貿易・経済分野の協力の一層の強化。「橋本・エリツィン・プラン」の着実な実施と拡大。貿易経済政府間委員会の毎年開催。投資保護協定の署名と投資会社の設立に向けた作業の継続を歓迎。
11.ロシアの経済発展及び国際社会への統合の意義。ロシアによる改革努力の継続とこれに対する日本の支持。
12.科学技術協力の分野での交流・協力の支持。
[II.国際問題における協力]
(グローバルな問題)
1.G8の枠内での日露の協調行動。
2.国連改革に関する日露対話。日本の安保理常任理事国化に対するロシアの理解と支持。
3.軍備管理・軍縮及び不拡散の分野における協調。
4.平和維持活動、紛争防止、テロ等に関する国際社会の努力への協力。
5.気候変動問題をはじめ環境分野の取り組みにおける協調。
(アジア太平洋地域)
6.アジア太平洋地域の信頼醸成、平和の確保及び安全保障への積極的参加。
7.ASEAN諸国との協調及びASEAN地域フォーラムへの建設的貢献。
8.朝鮮半島の緊張緩和、対話、協力の発展の支援。カンボディア問題での協調。
9.朝鮮半島の四者会合の進展への期待。北東アジアの安全保障・信頼醸成に関する日露両国を含む話し合いの場を設けることの意義を共有。
10.ロシアのAPECへの参加に対する日本の支援。アジア太平洋地域におけるエネルギー分野の協力。
11.アジア太平洋地域の環境問題への対処における協力。
(地域的問題)
12.中東和平の進展促進のための協力。
13.中央アジア及びトランスコーカサス地域との協力。
(国際問題に関する協議)
14.国際問題に関する定期的な協議、情報交換の実施。