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森総理のアフリカ諸国訪問
(概要と評価)平成13年1月13日
7日から15日までアフリカ諸国及びギリシャを訪問中である森総理は、13日、ナイジェリアを出発し、アフリカにおける全ての日程を終了した。なお、全行程を通じ緒方前国連難民高等弁務官が同行した。
森総理の今次アフリカ3ヶ国(南アフリカ、ケニア、ナイジェリア)訪問の概要と評価は以下の通り。1.概要
「アフリカ問題の解決なくして21世紀の世界の安定と繁栄はなし」との認識の下、現職総理として初のサブサハラ・アフリカ訪問を実現した。各国における主な行事は次の通り。
(1)南アフリカ: ムベキ大統領との首脳会談
対アフリカ協力の基本的考え方に関する政策スピーチ(2)ケニア: モイ大統領との首脳会談
カクマ難民キャンプ視察
ODAの現場視察(3)ナイジェリア: オバサンジョ大統領との首脳会談
コナレ・マリ大統領(西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)議長)、オバサンジョ大統領との日・ECOWAS首脳対話2.評価
(1)新世紀最初の訪問としてサブサハラ・アフリカ訪問が実現したことにつき、アフリカ問題に取り組む我が国の決意の現れとして各国首脳より高い評価を受けたことは、アフリカとの関係を一層強化するとともに、国際社会における我が国の発言力の強化にもつながると考えられる。
(2)南アフリカで発表した我が国の対アフリカ協力の基本的考え方に関する政策スピーチにおいて、開発援助と紛争予防・難民支援を車の両輪とする今後の対アフリカ協力の方向性及び幅広い双方向交流に基づく新たな日・アフリカ関係を発展させていくというメッセージを発信した。
(3)総理のイニシアティブにより九州・沖縄サミット、国連ミレニアムサミットの機会に行われたアフリカ諸国首脳との対話を継続することにより、国際社会が抱える課題を解決するに当たり途上国との対話を重視するという我が国の基本的姿勢を改めて伝えた。
(4)訪問各国首脳との会談において、首脳間の相互信頼関係を基礎として、両国間のパートナーシップ強化の必要性を確認した。また、経済統合、紛争予防分野で大きな役割を果たしているECOWASへの支援を表明した。
(5)総理が緒方前国連難民高等弁務官とともにケニアのカクマ難民キャンプを視察し、難民が直面している現状等を自身の目で確認することにより、難民問題に対する我が国の取り組みをアピールすることができた。
(6)CNNが総理の難民キャンプ視察を中心として放映した他、欧米メディアも今次訪問を大きく報道した。また、南アフリカのソウェタン紙が社説で取り上げた他、アフリカ各国メディアが大々的に報道し、国際社会に対する我が国からの積極的メッセージの発信としての効果を挙げた。
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