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小渕前総理大臣合同葬に際する会談
森総理と中南米7カ国の首脳等との会談
(概要と評価)平成12年6月14日
- 9日、午前11時35分より約25分、官邸において標記会談が行われたところ、概要と評価以下の通り(各国出席者)。
I.概要
(1)総理発言
- (イ)日・中南米関係について、我が国が90年代を通じた中南米諸国の民主化及び抜本的な経済改革を高く評価している旨、また、我が国が一貫して行ってきた同地域への支援を引き続き行う旨発言。
(ロ)安保理改革問題について、9月の国連ミレニアムサミットで多くの首脳が国連の強化、特に安保理改革の重要性を訴えることが重要である旨指摘。
- (2)各国特使発言(弔意は略。総理より各特使に適宜応答。)
- (イ)エル・サルヴァドル
総理の中南米諸国歴訪による日・中南米間の関係強化を希望。中米和平・民主化及び中米統合にあたっての日本の協力に感謝、また将来の協力を期待。国連強化の必要性につき同意。(ロ)ガイアナ
日本の経済協力に感謝。沖縄サミットの場で我が国のイニシアティブにより対南協力が議論されることに期待。(ハ)ペルー
フジモリ大統領再選への祝意に感謝。今後、先般の大統領選挙が自由かつ公正だったことを内外に示していきたい。民主主義制度の強化を図っていくので支援を賜りたい。(ニ)ニカラグァ
サミットでの対重債務貧困国支援についての前向きな議論を期待。日本の経済協力に感謝。日本の安保理改革に関する立場を支持。(ホ)チリ
日本とチリのAPECで果たす役割は重要。二国間関係は政治、文化面も強化していきたい。国連を強化するとの日本の立場を支持。(ヘ)セントルシア
日本の経済協力に感謝。国際場裏で協力を強化したい。(ト)メキシコ
新日墨21世紀委員会の報告書の諸提言を活かすべく検討してほしい(総理は、提言は可能なものから実現していきたい旨応答。)。安保理で日本はより重要な任務を果たすべきで適切なフォーミューラを探るべし。
- II.評価
(1)短時間の懇談ではあったが、森総理と各国特使の間で、和やかな雰囲気の下、双方が関心を有するテーマにつき率直かつ密度の濃い意見交換が行われた。遠路訪日した各国特使は本件懇談の実現を高く評価し、日本と中南米・カリブ諸国の友好協力関係をハイレベルで確認し、発展させるためのよい機会を提供した。
(2)特に先方より、我が国の中南米・カリブ諸国に対する民主化支援や経済協力に深甚なる謝意が表明されたほか、沖縄サミットにおける我が国のイニシアティブに対する期待が表明された。また、複数の特使が、安保理改革の重要性に関する我が国の立場に理解を示した。
(3)ペルーについては、大統領選挙後初のハイレベルでの要人訪日となったところ、会談終了後、森総理はブスタマンテ・ペルー首相を個別に見送り、フジモリ大統領の再選につき祝意を表明するとともに、右機会に先の民主化を促すOAS総会の決議を踏まえ、我が国政府としてもペルー政府に対し民主化に向けた一層の努力を促す明確なメッセージを伝達し得た。
森総理と中南米7カ国の首脳等との会談
(出席特使)
○エル・サルヴァドル キンタニージャ副大統領 ○ガイアナ ハインズ首相 ○ペルー ブスタマンテ首相兼法務大臣 ○ニカラグァ エスコバル国会議長 ○チリ ウェペ内閣官房長官 ○セントルシア オドラム外相 ○メキシコ ゴンサレス・ガルベス外相特別顧問
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