![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() | ||||||||||
|
トップページ > 会談・訪問 > 過去の記録 |
![]() |
小渕前総理大臣合同葬に際する会談
日豪首脳会談
(概要と評価)平成12年6月12日
1.全般的評価ハワード豪首相は、6月8日(木)から9日(金)まで、小渕前総理の葬儀に参列するために特別機で訪日。今回の訪日は、96年9月(非公式)及び99年7月(公賓)に次いで、3回目となる。
滞在中、ハワード首相は、森総理との日豪首脳バイ会談を行った(約20分間)ほか、ワヒッド・インドネシア大統領及びチュアン・タイ首相との個別会談を行った。また、森総理とSPF諸国参列者との会合にも出席した。
今回の日豪首脳会談は、両首脳にとって最初の顔合わせであり、冒頭、ハワード首相より、小渕総理逝去に対する弔意が述べられた後、太平洋・島サミットの評価、日豪関係、九州・沖縄サミット等の話題が取り上げられた。日豪関係については、両国首脳間において日豪二国間関係の重要性及び関係強化に向けた決意が改めて確認された。2.日豪首脳会談の概要(8日(木)10:19-10:38於:迎賓館「朝日の間」)
- (1)太平洋・島サミット
森総理より、太平洋・島サミットは大成功であり、豪州からのダウナー外相の出席に感謝すると述べた。これに対して、ハワード首相より、「ダ」外相より会議は成功であり、森総理の個人的リーダーシップが会議の成功に貢献したとの報告を得ているとの発言があった。(2)日豪関係
ハワード首相より、日豪関係は、歴史的、経済的及び戦略的に重要であり、文化的理解も深まっている、この成熟した関係を更に日豪首脳間で強化していきたいと述べた。森総理より、同感であり、インドネシア情勢及び朝鮮半島情勢について意見交換を行うほどに日豪関係は成熟しており、この関係を日豪首脳会談及び閣僚委員会の枠組みを通して更に強化していきたいと述べた。(3)九州・沖縄サミット
ハワード首相より、豪州はケアンズ・グループのリーダーとして、次回サミットにおいてWTOにおける貿易自由化への強い支持が打出されることに期待しており、WTOがモメンタムを失わないようにすることが重要との発言があった。これに対して、森総理より、「一層の繁栄」、「心の安寧」、「世界の安定」を3つのキーワードとして、沖縄から21世紀に向けて前向きなメッセ-ジを出すべく、全力をあげて取り組んでおり、豪州を含めた太平洋・島サミット参加国の意向も反映できるように進めたいと述べた。(4)その他
森総理とSPF諸国参列者との会合の席上、森総理よりハワード首相に対し、ソロモンからの邦人脱出に関し、協力要請がなされた。
目次 |