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ターラル・パキスタン大統領への表敬
(概要)

平成12年8月21日

 21日、森総理大臣はターラル大統領を表敬し、約20分に亘り会談したところ、概要以下のとおり。

1.二国間関係

(1)ターラル大統領より、10年ぶりの日本の総理のパキスタン訪問を歓迎するとともに、今回の森総理の訪問により、将来の両国関係が一層緊密化することを期待する旨述べるとともに、「パ」は現在経済発展のために努力しているが、財政困難や不当な制裁の継続により難しい状況に直面している旨述べ、友好国である日本の経済支援の継続に対する期待が表明された。

(2)さらにターラル大統領より、2002年に両国が外交関係樹立50周年を迎えるにあたり、天皇皇后両陛下をご招待したい旨述べた。

(3)これに対し森総理より、「パ」側の暖かい歓迎に対し謝意を表するとともに、今次訪問が自分の内閣にとって初めての本格的な外国訪問であることを紹介し、友人である「パ」と日本の理解を促進し、両国関係が一層強化されることを希望する旨述べた。

2.印「パ」関係及び核不拡散問題

(1)ターラル大統領より、カシミール問題が解決されない限り、この地域における安定的平和は訪れず、「パ」としては、印と有意義な対話を行いたいと考えており、日本に対して協力を要請するとともに、「パ」は印に対し、いつでもどこでもどのレベルでも対話を行う用意があると呼びかけているが、印からは前向きな応答がない旨述べた。

(2)森総理より、日本はアジアの一員として、また「パ」と友好関係を有する国として、カシミール問題における「パ」の立場も理解できないわけではないが、唯一の被爆国として、我が国には核に対する特別な感情がある点についての理解を求めた。



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