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日中韓首脳会合の概要 平成12年11月24日
24日、9時から10時20分まで、金大中大統領がホストする形で3国首脳の朝食会が行われたところ、主たるポイント次の通り。
- 日中韓首脳会合の定例化
今後、日中韓首脳会合を、毎年開催されるASEAN+3首脳会議の際に開催し、日中韓3国が持ち回りで主催することで合意。
- 具体的協力についての合意
(1)日中韓経済協力共同研究
昨年の日中韓首脳朝食会で金大統領より提案のあった日中韓経済協力共同研究につき、来年1月より3国のシンクタンク間で研究を開始することを確認。(2)文化・人的交流
金大統領からは、日中韓の首都間交流の促進を提案。森総理からは、「日韓国民交流年」、日中国交正常化30周年に言及しつつ、2002年に日中韓3国間の交流も促進し、その一環として「日中韓ヤング・リーダーズ交流プログラム」を実施することを提案。朱総理からは、こうした2002年を「日中韓国民交流年」とすることを提案し、合意された。(3)IT協力
森総理より、日中韓が協力して「e-ASEAN」といったASEANの取り組みを支援し、IT分野での東アジア協力を推進することを提唱し、午後のASEAN+3首脳会議において、来年我が国で「東アジア産官学合同会議」を開催することを提案する旨述べて、中韓の協力を求め、また、朱総理は、e-ASEANへの日中韓協力に賛同しつつ、実務者レベルの協議の場の設置につき提案し、合意された。(4)環境協力
森総理より、(イ)環境に関する調査・研究、観測・監視及び情報のネットワークの構築、(ロ)環境共同体意識の醸成のための環境研修・環境教育の推進、(ハ)来年の首脳会合に具体的な環境協力プロジェクトを提出すること、の3点を提案し、合意された。
- その他(ASEAN+3での協力)
金大統領より、「東アジア・ビジョングループ」に言及して域内協力の重要性を指摘したのに対し、森総理より、「日・東アジア・パートナーシップ・イニシアティヴ」に言及しつつ、メコン河流域開発などのASEANの課題に日中韓が協力して行くことを提唱し、賛同を得た。
- なお、来年は我が国が日中韓首脳会合をホストとすることとなった。
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