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ASEAN+3首脳会議の概要 平成12年11月24日
24日15時30分から17時まで開催されたASEAN+3(日中韓)首脳会議の主たるポイント次の通り。
- ゴー・チョクトン首相(議長)より、ASEAN首脳会議の結果も紹介しつつ、ASEAN+3の協力を如何に進めていくかにつき問題提起したのを受けての各国首脳の発言次の通り。
(1)朱総理:ASEAN+3への中国の積極姿勢を具体的協力に言及しつつ表明した上で、中国のWTO加盟がASEANにとって脅威ではないことを強調。
(2)森総理:東アジア協力推進の原則として、(イ)パートナーシップの構築、(ロ)開かれた地域協力、(ハ)政治・安全保障も含む包括的な対話と協力、の3原則を提唱。具体的協力として以下を提案。
- (イ)IT:日中韓によるe-ASEAN協力と「東アジア産官学合同会議」の開催。
(ロ)海賊:包括的アプローチの必要性と「海賊対策アジア協力会議」の開催を提案。
(ハ)チェンマイ・イニシアティヴ:スワップ取極の基本的原則の合意を評価し、ASE AN中央事務局への支援を表明。
(ニ)アジアの声・ミレニアムフォーラムの開催
(ホ)政治・安全保障面での協力:朝鮮半島及びインドネシアを取り上げ、アジアの安定 にとっての重要性を表明。(3)金大統領:東アジア・ビジョングループに言及しつつ、政府関係者を中心に東ア ジア協力のあり方につき検討する「東アジア・スタディ・グループ」の設置を提案。
(4)ASEAN:東アジア地域の協力を進める「東アジア・サミット」を開催してはどうか、ASEAN+3は今後政治・安全保障も議論し、また、東アジアのパートナーシップを育てるべき、アジアから次期国連事務総長の候補者を出すべき、バイとマルチの視点の使い分けを忘れるべきではない、150億ドルのIT包括的協力策を歓迎、東アジアの自由貿易・投資地域の可能性の東アジア・スタディ・グループでの研究、等の発言があった。
- 最後に、ゴー首相は議論をとりまとめ、日中韓3国がASEANに如何に協力していくかにつき話し合う「ASEAN+3首脳会議」から、将来的には、東アジアのメンバーとして参加し、東アジア地域の協力を進めるための「東アジア・サミット」とすることも考えられ、東アジア自由貿易・投資構想と併せ「東アジア・スタディ・グループ」に検討してもらうこととしたい旨述べた。けようと提案があり、ASEAN首脳全員の支持を得た。
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