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議長声明 |
(1998年4月4日 ロンドンにおいて)
序論
- 1.第2回アジア欧州会合(ASEM2)は、1998年4月3日から4日までロン ドンにおいて開催された。この会合には、欧州連合理事会議長を務めるグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国首相の議長の下、アジアから10ヶ国及び欧州から15ヶ国の首脳並びに欧州委員会委員長が出席した。首脳には、外相、欧州委員会委員及びその他の閣僚が随行した。
- 2.首脳は、1998年にロンドン及び2000年にソウルで会合することによりそ の成功を更に進展させることを決意した1996年3月1日から2日までバンコクで 開催された第1回首脳会合(ASEM1)を想起した。首脳は、アジアと欧州との関 係を強化するため第1回会合以降なされた進展を満足の意をもって点検した。首脳は、相互依存の深まった世界において、政治、経済、文化及びその他の分野での協力における欧州とアジアとの間のパートナーシップを強化するに当たり、ASEMの役割を再確認した。
- 3.初回バンコク首脳会合の結論に依拠しつつ、意見の一致をみた「アジア欧州協力の枠組み」文言とも一貫性を図り、首脳は、ASEMプロセスについて次のとおり確認した。
- -対等のパートナーシップ、相互の尊重及び相互の利益を基礎として行われる。
- -開放的かつ漸進的なプロセスであること。拡大は、首脳のコンセンサスに基づいて進められる。
- -対話のプロセスを通じて相互の理解と認識を深めるとともに、協調的支援行動のための優先事項の特定に関する協力につながる。
- -政治対話の促進、経済面での協力の一層の強化及びその他の分野における協力の推進という三つの主要分野を同じ弾みをもって前進させる。
- -非公式なプロセスとして、ASEMは、機構化される必要はない。ASEMは、他 のフォーラムにおける進展を活性化及び円滑化し、両地域のビジネス・民間セクター間及び同様に重要な両地域の人々の間の対話と協力を促進するため、政府の枠組みを越えるものである。ASEMは、また、両地域のシンクタンク及び研究グループの協力的な活動を慫慂するものである。
以上を念頭に置いて、首脳は、また、外相会合、経済閣僚会合及び蔵相会合における討議を歓迎した。
- 両地域の情勢
- 4.首脳は、アジアにおける金融・経済情勢の改善に高い重要性を置くとともに、この世界的な懸案に取り組むため共同していくとの決意を再確認した。この目的のため、この問題に関する考え方及び具体的なイニシアティヴを含む「アジア金融・経済情勢に関する声明」を別途発出した。
- 5.首脳は、欧州経済通貨統合(EMU)の達成に向けてなされた進展及び欧州連合 の拡大プロセスの開始について討議した。首脳は、これが内向きの姿勢につながるものではないとの欧州連合の堅い意思に留意した。首脳は、ユーロの成功裡の導入が欧州及び世界の他の地域の双方の成長及び安定に寄与するものであることを期待した。
- 6.首脳は、ASEM諸国の経済及び経済政策の相互依存関係が増進していることを 認識するとともに、アジアと欧州との間の対話と協力を深めることの重要性につき意見の一致をみた。この関連で、首脳は、ユーロの導入によりもたらされた機会及び課題を含めマクロ経済及び金融の問題について蔵相及び蔵相代理の間の対話が強化されたことを歓迎した。さらに、首脳は、ビジネス界がユーロの導入に向け十分準備するように支援するため協力することにつき意見の一致をみた。
- 7.首脳は、ASEANが、1997年に、2つの新メンバーの加盟をもって東南ア ジアのすべての国を包含するという目標(ASEAN10)の達成に向け更に近づい たことにより、創立30周年を祝したことに留意した。首脳は、ASEANがすべて の域外対話国の協力を得ながら地域的な平和と安定、成長及び社会的進歩を高めるに当たり、積極的な役割を果たしていることを歓迎した。
- 8.首脳は、「ASEANヴィジョン2020」の採択を含む1997年12月にク アラルンプールで開催された非公式ASEANサミットの結果に留意した。首脳はま た、地域内のより緊密な対話と協力に貢献したASEANの首脳と中国、日本及び韓 国の首脳との非公式会合の結果に留意した。
政治対話の促進
- 9.首脳は、1997年2月のシンガポールでの第1回ASEM外相会合及びそれに 続く高級実務者会合が、共通の関心を有する地域的及び国際的問題を議論するための有益な機会であり、1996年にバンコクで首脳により定められ、バンコク議長声明の第5、第6及び第7パラグラフに反映された諸原則に基づいた包括的な政治対話が、理解と友好の向上に貢献してきたことに留意した。
- -首脳は、一般的な安全保障問題に関するアジア欧州の対話の拡大に賛意をもって留意した。ASEAN地域フォーラムは、地域的な安全保障問題の討議における同フォーラム自体の重要な役割を作り上げた。首脳は、信頼醸成措置に関して既に達成された実質的な作業を歓迎した。首脳は、7月にマニラで開催されるASEAN拡大外相会合に期待する。
- -首脳は、グローバルな政治問題を探求する決意を確認した。首脳は、とりわけ国連事務総長の包括的改革案(トラック2)に見られるように、効果的な国連機構改革を推進するための作業が進展していることを歓迎するとともに、国際の平和と安全及び持続可能な開発を維持及び促進する上で国連が果たしている卓越した役割を一層強化するために、引き続き協力して改革を促進していくとの決意を新たにした。首脳は、化学兵器禁止条約の発効及び包括的核実験禁止条約の署名開放を含む軍備管理、軍縮及び不拡散の分野における最近の積極的な進展に留意した。首脳は、軍備管理、軍縮及び大量破壊兵器の不拡散に関する世界的なイニシアティヴを強化することの重要性、並びにASEMがこれらの分野において協力を深化させるとの決意を強調した。首脳は、生物・毒素兵器禁止条約を強化するための措置に関する交渉、合意された権限に基づく核分裂性物質のカット・オフに関する軍縮会議における交渉の早期開始、並びに包括的核実験禁止条約の早期発効及び同条約に規定された目標に向けての進展を支持することを再確認した。
- -首脳は、より安全で安定した国際環境を探求するとの決意を確認した。地域的な問題が世界的な影響を持ちうるようにますます相互依存を深めている世界において、国際社会のメンバーは、これらの問題に共同して取り組むことが求められている。この立場から、首脳は、カンボディア、朝鮮半島、ボスニア及びコソボの情勢、EU拡大等の共通の関心を有する地域的及び国際的問題について討議した。首脳は、いかなる形態の人種差別や排外主義にも反対する旨表明するとともに、アジアと欧州との間の協力を通じて平和、安定及び繁栄に貢献するための努力を強化することにつき意見の一致をみた。
- 経済面での協力の強化
- 10.首脳は、アジアと欧州との間の強力なパートナーシップのための基礎を形成する経済分野におけるASEMの協力の増進において、バンコク会合以降なされた実質的な進展に満足の意をもって留意した。首脳は、幕張での第1回経済閣僚会合において意見の一致をみた様々なイニシアティヴを歓迎した。首脳は、今回採択された投資促進行動計画(IPAP)及び貿易円滑化行動計画(TFAP)の早期実施に期待するとともに、経済閣僚に対し、アジア欧州間及びそれぞれの域内に経済的多様性が存在することを認識しつつ、その実施を緊密に監督するよう指示した。首脳はまた、両地域の成長を促進するに当たり、投資の重要な役割を認識するとともに、ASEMメンバーの間の双方向の貿易及び投資を促進することを目的としたプログラムの重要性を想起した。首脳は、ビジネス界に対し、影響を受けたアジア諸国における経済的な信認及び成長の回復に積極的に参加するとともに、両地域における投資活動を維持及び拡大するよう慫慂した。首脳は、貿易及び投資の双方向の流れを活性化及び円滑化するためのすべての措置及びイニシアティヴを歓迎した。
- 11.首脳は、多角的貿易体制の発展が過去50年間にわたって世界経済の成長を可能としたという重要な業績により証明されるように、アジア地域の幅広い分野にわたる経済成長の早期回復のためには、開かれた市場及び国際的ルールの確固たる遵守に基づいた投資及び貿易の拡大が重要な貢献を成し得ることを強調した。首脳は、世界貿易機関(WTO)を交渉のための主要なフォーラムとして更に強化するとともに、その多角的枠組みの中でグローバルな更なる貿易自由化のための方策を講ずることにつき意見の一致をみた。これに関し、首脳は、合意されたタイムテーブルに従ったビルト・イン・アジェンダの実施を通じたものを含め、すべての既存のWTOのコミットメントを完全実施することの重要性を再確認するとともに、更なる貿易自由化を探求することを目的として、本年のジュネーブのWTO閣僚会合を成功させるよう協力し、次回閣僚会合の議題を準備するとの意図を強調した。
- 12.首脳は、高度に統合された世界経済においては、すべての貿易国がWTOのメンバーであることが重要であることにつき意見の一致をみた。首脳は、ASEMメンバーによるWTOへの完全な参加が、WTOを強化することとなることを強調するとともに、市場アクセスに係るまとまったコミットメント及びWTOのルールの遵守に基づいた、これら諸国のWTOへの早期加入を達成するよう努力を強化することとした。
- 13.首脳は、アジアと欧州との間の経済的な連携を強化するに当たり、ビジネス・民間セクターの重要な役割を再確認するとともに、1996年10月のパリにおける初会合以来、アジア欧州ビジネス・フォーラム(AEBF)によりなされた特別の貢献を評価した。バンコクにおける第2回ビジネス・フォーラムにおいてビジネス・民間セクターがASEMプロセスへより深く関与していることが示されたことに満足の意をもって留意しつつ、首脳は、ロンドンにおける第3回ビジネス・フォーラムにおいて、パリ会合及びロンドン会合の成功を更に推進し、ASEMの首脳と高いレベルのビジネス界の代表者が初めて直接対話するための機会が設けられたことを歓迎した。首脳は、AEBFが1997年のジャカルタにおけるアジア欧州ビジネス会議により生み出されたビジネスとビジネスとの交流のモメンタムを維持するよう希望を表明した。首脳は、中小企業の特別のニーズを認識し、1998年5月にナポリにおいて開催されるアジア欧州中小企業会議に期待し、ASEMプロセスへの中小企業の十分な参加の促進を目的とした更なるイニシアティヴを要望した。
- 14.科学技術がますます経済成長のための重要な要素及び原動力となり、アジアと欧州との間で互恵的な協力のための大きな潜在性があることから、首脳は、この分野における様々なフォローアップ活動に留意し、アジアと欧州との間の技術協力を強化するための更なる努力を呼びかけた。この関連で、科学技術大臣会合開催の可能性が首脳により討議された。
- 14 bis.首脳は、投資の奨励を目的として当該地域にハイレベルのビジネス・ミッションを派遣することを含め、現在の危機の結果をより良く理解するため、共同でより多くのことを行うべきであるとの点で更なる意見の一致をみた。首脳は、アジア経済の将来に対するグローバルな信認を生み出すことの重要性を強調した。
地球的規模の課題についての協力の促進
- 15.首脳は、経営教育を含む人材養成、貧困との戦い、食料供給、地域医療の改善、雇用、環境保護及び持続可能な開発の促進、薬物及び国際犯罪との戦い、女性及び児童の福祉の促進などの地球的規模の課題に関するASEMの対話の向上の重要性を改めて表明した。首脳は、これらの分野において提案された一連の新しいイニシアティヴを歓迎した。これに関して、首脳は、貧困を撲滅しかつ貧困者の生活条件を改善するための国際的な協働のための基礎として、様々な国連の会合において策定されたものを含め、国際的な開発協力のための諸目標とりわけ極度の貧困の中で生活する人々の割合を2015年までに半減するとの目標を支持した。
- 16.気候変動により提起された極めて重要な課題を想起し、首脳は、京都議定書を重要な前進の一歩として歓迎した。首脳は、1998年11月のブエノス・アイレス会合準備のため迅速なフォローアップの必要性を強調した。
- 17.首脳は、資金洗浄の問題に取り組むことは、金融システムの透明性を高め、また、犯罪に係る資産を攻撃することを通じて薬物の不法取引及び組織犯罪と戦うための努力に貢献することにつき意見の一致をみた。資金洗浄に対する政策の進展は、FATF(注:金融活動作業部会)の40の勧告の資するところが大きかったが、同勧告は、今や国際的に受容された基準になっている。首脳は、専門家の交流やアジア及び欧米の金融市場と組織犯罪とのつながりに関する共同研究等、この分野において欧州とアジアの協力強化に期待した。首脳は、蔵相に対し、この協力を推進し、次回蔵相会合において進展を点検するよう求めた。
- 18.首脳は、特に2000年問題から生じるシステムの故障が社会的かつ経済的な 混乱を引き起こす分野において、コンピューター・システムの適応を確保するための国際的な協力の重要性を強調した。
社会・文化に関する協力促進
- 19.首脳は、アジア欧州協力を更に多様化するため、文化的・社会的分野におけるイニシアティヴを展開する重要性を確認した。首脳は、これらイニシアティヴが、一般国民、シンクタンク、研究者グループ、大学及び社会一般のあらゆるセクターにより示された両地域間の関係強化に対する幅広い関心に対応し、更なる関心を慫慂するべきであり、これにより、ASEMにおける人間性の側面が助長されるべきことで意見の一致をみた。
- 20.首脳は、アジア欧州財団の設立を歓迎し、両地域間の人と人との触れ合いや更なる知的・文化的交流を促進する作業を推賞した。首脳は、同財団のイニシアティヴを歓迎し、日本と共催で開催された第1回アジア欧州ヤング・リーダーズ・シンポジウム、ルクセンブルグにおける編集者円卓会議、パリ文化フォーラム、アジア欧州講義シリーズ、シンガポールにおける第1回欧州アジア・フォーラム、アジア欧州財団ウェブサイトの立ち上げ、ASEM2に前後して開催される文化・芸術イベントのような同財団のイニシアティヴを歓迎した。首脳は、財団に対する支持を再確認し、各国の機関、基金、財団、企業、その他関連の非政府組織に対し当該財団と協力することを慫慂した。
- ASEMプロセスの前進
- 21.バンコクで開催されたASEM1の成果に基づき、首脳は、
- -メンバー拡大の時期及び形態に関する協議は継続されるべきである旨決定した。
- -アジア欧州ヴィジョン・グループに、21世紀に向けASEMプロセスに指針を与 えるため、中・長期的なヴィジョンを策定することを委託した。首脳は、ヴィジョン・グループが、1998年4月6日にケンブリッジにおいて最初の会合を開催し、1999年の外相会合に報告書を提出し、外相の見解を付して、ASEM3に提出することに留意した。
- -政治対話、経済・金融及びその他の分野におけるASEMの活動につき、指針を与え、焦点を明確にし、調整するためにアジア欧州協力の枠組み(AECF)を採択した。
- -投資専門家会合(IEG)の設立を含め、貿易円滑化行動計画(TFAP)及び投 資促進行動計画(IPAP)を採択した。
- -アジア欧州環境技術センターをタイに設立することにした。
- -持続可能な経済成長を促進するため、インフラ整備、エネルギー、環境部門のような他の関連分野における協力のための政策及び措置を発展させるべく作業を継続する重要性を強調した。
- -1998年5月24日から29日までオーストリアのバーデン/ウィーン及び1999年に韓国にて開催されるアジア欧州ヤング・リーダーズ・シンポジウム、並びに1999年に韓国、2000年にオーストリア及び2001年にシンガポールにて開催されるビジネス・フォーラムの開催を歓迎した。
- -マレイシアのクアラルンプールにあるマラヤ大学にアジア欧州センターを設立することを歓迎し、今後アジア欧州大学に格上げするとの意図に留意した。
- -マレイシアにより調整されているアジア横断鉄道ネットワーク・プロジェクトに関する報告に留意した。
- 22.バンコクのASEM1において特定された主要テーマに関する協力を推進し、また、アジア欧州協力の枠組みに示された優先事項に従って、首脳は、
次の新たなイニシアティヴを支持した。
- -1998年5月28日から30日までナポリにてアジア欧州中小企業会議を開催する。
- -中小企業向けASEMコネクトを設立する。
- -児童の福祉を促進する。1998年10月に英国において開催される専門家会 合において、商業的性的搾取との戦いを含む児童の福祉に係る問題についての具体的協力を進展させる。
- -非合法薬物との戦いに際し、特に原料物質の流用を防ぎ、合成薬物に対する行動を支持し促進するため協力する。
- -教育上の結びつきを拡充し、両地域の青年が共通の問題やプロジェクトに共同で取り組めるようにする。既に、青年をASEM諸国の学校における職業訓練に従事させる試験的プロジェクトを実施している。
- -淡水、森林、気候変動及び持続可能な開発に特に重点を置きつつ、環境問題に関する協力を強化する。右は、リオ・サミットにおける合意、アジェンダ21、生物多様性条約、京都会議の結果のフォローアップを含む気候変動枠組条約、及び森林原則声明のフォローアップと実施を含むものである。
- -東南アジアにおける環境災害管理能力を強化し、森林を含む自然環境に影響を与える災害の脅威により良く対処できるようにするため、短期及び長期の計画を含め、DIPECHO(注:欧州連合人道局災害準備体制)のような環境災害に対する準備体制に関する協力作業を推進する。
さらに、首脳は、次の新しい活動に留意するとともに、アジア欧州協力の枠組みの文脈において更に発展させるよう慫慂した。
- -1998年5月にロンドンにて開催される会議/セミナーを踏まえ、ASEM 諸国における文化遺産を保護し、振興すること。暫定作業部会が1998年秋にヴィ エトナムにて開催され、1999年以降の本イニシアティヴの効果的実施のための適 切な行動計画を起案する。
- -1999年の外相会合の前にコペンハーゲンにて国家と市場の役割についての セミナーを開催。
- -タイにより調整されるアジア欧州情報技術・電気通信プログラム(AEITT P)の設立を通じて、より良き理解及び相互利益のため、アジア欧州間の情報技術及び電気通信における協力を促進。
- -地域医療を改善する協力。1998年の第三四半期にヴィエトナムにおいて開 催される専門家セミナーは、伝統医療と現代医学の融合、及び地域医療の扱いに関するアジア欧州協力について議論する。
- -ASEMメンバーにおける巨大都市の持続可能な発展を支援するため、技術協 力の供与、並びに、知見、情報及び経験の交換のための巨大都市ネットワークを構築。この目的のため、第1回アジア欧州大都市市長フォーラム(AEFGC)がタイにて開催される予定である。1999年にモデル都市世界会議を召集するというシンガポールのイニシアティヴと並び、本イニシアティヴは、2000年にベルリンにて開催される持続可能な都市開発に関する世界会議の成功に寄与するであろう。
- -アジア及び欧州における大学生間の学術交流を一層奨励すべくASEM教育ハブを設立。
- -アジア欧州農業フォーラム(AEAF)の設立を通じ、持続可能な農業に関し、意見交換及び協力を推進。
- -適切な場合に中小企業センターを設立するというバンコク・ビジネス・フォーラムの提案。
- -アジア経営学院におけるアジア欧州経営プログラムの設立。
- -1998年10月、ASEF理事会と前後して、ハーグにおいて労働関係についてのセミナーの開催。
- -危機と混乱にみまわれ平和の維持の努力のためには開発が不可欠となっている場所における「平和と社会建設」についてフィリピンにおいてセミナーの開催。
- ASEM3とその後
- 23.首脳は、2000年に韓国のソウルで開催されるASEM3で再び会合すると の意思を確認し、2002年に欧州においてASEM4を開催することを決定した。 首脳は、ASEM3前に1999年にドイツにて外相、経済閣僚及び蔵相が会合する ことに留意した。
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