外務省 English リンクページ よくある質問集 検索 サイトマップ
外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
トップページ 会談・訪問 過去の記録
過去の記録


共同記者会見 橋本総理冒頭発言
(1997年11月27日、オタワ)


●こうしてオタワを公式訪問できたことを嬉しく思います。本日は、ルブラン総督閣下を表敬した後、クレティエン首相閣下と約1時間にわたり、友人として、また、それぞれの国の指導者として率直な意見交換を行いました。

●首脳会談では、21世紀に向けての日加協力について話し合いました。その成果として特に次の3点を強調したいと思います。

●第一に、私から、我が国としても来週オタワで行われる署名式において対人地雷全面禁止条約に署名するとの意向を伝えました。また、地雷の除去及び犠牲者支援の分野では、国際協力を一層進めていくために、両国が協力していくこととしました。この関連で、我が国としては、地雷除去関連機材・技術の供与を含め、この分野での我が国の取り組みを大幅に拡充し、今後5年を目途に100億円程度の支援を行う考えを伝えました。

●第二に、経済分野においては、貿易保険当局間の協力についての基本合意ができました。来年の春には、カナダより対日経済ミッションの派遣が合意され、また、両国のビジネスの活発化を支える租税条約の改訂も大枠が合意されました。今後、経済関係が一層進展することを期待します。

●第三に、両国関係の未来を担う青年交流拡大の為、ワーキング・ホリデー制度の充実強 化を図ります。より多くのカナダの青年が日本を訪れることを望みます。また、カナダ側も、日本人の青年の毎年の参加枠を3500名から5000名に大幅に増加するとの決断を下されたことを歓迎します。

●日加関係は、従来より良好に進展してきました。今後とも、クレティエン首相と緊密に協力しつつ、この良好な両国関係を21世紀に向けて更に確固たるものに発展させて行きたいと考えます。

目次