

総理主催非公式晩餐
平成8年4月16日
なごやかに談笑する両首脳夫妻

16日、19時30分より約2時間にわたり、迎賓館和風別館において、橋本総理主催非公式晩餐が行われました。(出席者:クリントン大統領夫妻、橋本総理夫妻、モンデール大使夫妻、斉藤大使夫妻)
晩餐の冒頭、橋本総理より、L.A.ドジャースの野茂投手より届けられたグローブとサイン入りのボールをクリントン大統領に手渡されました。これに対し、クリントン大統領より、自分の野球用具のコレクションに加え、大切にする、米国民も野茂投手の活躍に期待しているとの発言がありました。
両首脳夫妻は和やかな雰囲気の中で和食を楽しみました。ワインは、総理が、本年2月にサンタモニカを訪問した際に購入したカリフォルニア・ワインが用意され、また、食後のコーヒーには大統領が好むスターバック(米国において人気のコーヒーチェーン店)のコーヒーが供されました。
総理より、ブラウン商務長官の御逝去に対し、改めて哀悼の意が表されました。
また総理より、沖縄の基地問題に関し、クリントン大統領、ペリー国防長官及びモンデール大使の努力と決断に感謝の念の表明がありました。それに対し、クリントン大統領より、沖縄の基地問題に対する今回の中間報告の内容が、日本にとっても評価されることを期待するとの発言がありました。
さらに総理は、週末に自ら買い物に行き選んだ芝居小屋のミニチュア及び江戸時代の酒屋のミニチュアをクリントン大統領に、またヒラリー夫人には大統領が戌年であることにちなみ、犬の置物(中を開けると雛人形が入っているもの)を贈りました。クリントン大統領御夫妻は大変喜ばれ、特にヒラリー夫人は、晩餐終了時に「頂いた犬を家に連れて帰らなくては」と話されていました。
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