朝鮮半島の永続的平和に関する四者会合提案についての橋本総理大臣のコメント
平成８年４月１６日
本日、金泳三（キム・ヨンサム）韓国大統領及びクリントン米国大統領が提案された朝鮮半島における永続的な平和達成のための四者会合の開催は、朝鮮半島の平和と安定のために大きな意義を有するイニシアティブであり、我が国としてもこれを支持します。
我が国としては、四者会合が実現し、これを通じて朝鮮半島における緊張緩和と信頼醸成が促進され、現行の休戦協定に代わる永続的な平和に関する合意が達成されることを期待します。北朝鮮がこの提案を遅滞なく受け入れて対話の席につくことを希望します。同時に、北朝鮮に対し、そのような平和が達成されるまでの間、休戦協定を遵守し、朝鮮半島の平和と安定を害するような動きをとることのないよう、改めて呼びかけたいと考えます。
私は、このような点を含めて、本日来日されるクリントン大統領と、朝鮮半島情勢等について意見交換を行いたいと考えています。また、今後とも、朝鮮半島情勢に関し、韓国及び米国と緊密に連絡して行く考えです。
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