(1) |
二国間問題
先方より、日本のトルコに対する経済協力、就中、99年のトルコ大地震の際の協力につき深甚なる謝意が表明された。これに対し、大臣よりは昨今の日本経済の厳しい状況と小泉内閣の改革努力について説明し、理解を求めた。また、先方は日本がトルコに発出している海外安全情報について配慮を要請した。
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(2) |
アフガニスタン問題
先方より、トルコがアフガニスタン復興につき医療等の分野で果たしていこうと考えている役割につき説明があると共に、21日のアフガニスタン復興支援拡大閣僚級会合にハイレベルの代表団を派遣する意図が表明された。両外相はアフガニスタン復興において様々な分野で協力できるとの認識で一致した。
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(3) |
中東和平問題
先方より、バラック・イスラエル前政権時代に合意が成立しなかったことに対する残念な気持ちと、中東情勢に対する悲観的な見方と共に、現時点における米国の一層の関与が必要との見方が示された。大臣よりは、イスラエル・パレスチナ双方に対する電話会談等大臣自身の取り組みについて説明すると共に、両当事者が英知を持って自分自身をコントロールすることが必要との考えを示した。
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(4) |
その他
双方より、インド・パキスタン間の緊張が高まっていることについての懸念が表明された。 |