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ASEAN+3(日中韓)外相会議及びASEAN拡大外相会議の
意義とポイント

平成13年7月30日

I.ASEAN+3(日中韓)外相会議(7月24日)

1.意義

(1)東アジア地域の協力強化
 97年のアジア通貨・経済危機を契機に、地域協力の必要性への認識が高まり、ASEAN+3の枠組での会合、協力が活発化。

(2)日本の役割とASEANの期待
 日本は、通貨・経済危機後、新宮澤構想(金融支援)、小渕プラン(人材育成)を表明。ASEAN+3の枠組は、こうした支援を行う上でも効果的。

(3)開かれた協力、他のフォーラムとの関係
 外部への透明性を保ち、他のフォーラム(WTO、IMF、ARF、APEC等)との重複を避けつつ、整合性を保ち、相互に補強することが重要。

2.今次会合のポイント

(1)地域情勢
 インドネシア、朝鮮半島等地域の政治、経済情勢等につき意見交換。

(2)ASEAN+3協力の一層の推進
 ASEAN+3の枠組での協力を着実に進展させるため、様々な分野(IT、メコン河流域開発等)における具体的な協力につき議論。

(3)「東アジア・スタディ・グループ」(EASG)
 東アジア協力のあり方について協議する本件会合(ASEAN+3各国の外務省関係者が出席)の現状につき、報告がなされた。            

II.ASEAN拡大外相会議(PMC(ASEAN+10))(7月26日)

1.意義

(1)PMCの経緯

  • 79年にASEAN(当時5カ国)+5(日、米、豪、NZ、EU)で、初のPMC全体会合を開催。
  • 現在は、ASEAN10+対話国・機関10(注)の計20国・機関の外相の会合。
    (注)対話国・機関: 日本(78年~)、米、豪、NZ、EU(79年~)、加(80年~)、韓国(91年~)、中国、印、露(96年~)。

(2)PMC(ASEAN+10)の役割

  • PMC(ASEAN+10)は、「共通関心事項を語る場」。
  • ASEANにとって、日、米、EU、露、中国、印といった域外主要国と一同に会し対話出来る場。


2.今次会合のポイント

(1)ASEAN統合及び域内格差是正のための協力
 ASEAN域内の格差を是正し、統合を強化するための「ASEAN統合イニシアティヴ」(IAI)に対する協力につき意見交換。この分野で大きな役割を果たしている日本より冒頭発言。

(2)地域及び国際経済・金融・貿易に関する問題
 アジア経済、国際経済問題等について意見交換。

(3)地域・国際情勢
 特に朝鮮半島情勢、インドネシア情勢等について意見交換。

(4)その他
 国境を跨ぐ問題(海賊、麻薬、感染症(エイズ)等)について議論。

III.ASEAN拡大外相会議(PMC(ASEAN+1(日本))(7月26日)

1.意義

 78年以来、日本とASEANの外相間での協議の場として開催。(ASEAN側からは、対日調整国であるミャンマーと次期対日調整国のマレイシアの外相が参加し、他の8カ国からは外務省高官が出席。)

2.今次会合のポイント

日・ASEAN協力のレビューと将来の方向

 ASEANの経済発展、格差是正、統合強化のための日本の協力について説明。更に、日本からは、日本経済再生に向けての取組みを説明。ASEAN各国からは、日本からの支援に対する謝意表明と今後の協力への期待表明。


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