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河野外務大臣のコソヴォ・マケドニア訪問
(概要と評価)

平成11年12月19日


1.日程概要 

 17日(金)~18日(土)、河野外務大臣は、マケドニア旧ユーゴスラヴィア共和国及びユーゴスラヴィア連邦共和国のコソヴォを訪問した(日程)
 マケドニアにおいては、ゲオルギエフスキー首相等と会談した。コソヴォにおいては、各紛争当事者(アルバニア系及びセルビア系住民)の代表やラインハルトKFOR司令官及び国連コソヴォ・ミッション(UNMIK)幹部と会談した他、現地で活動している我が国NGOや国際機関関係者との懇談、我が国NGOの支援サイトの視察等、精力的に日程をこなした。また、16日(木)には、ベルリンに於いてクシュネールUNMIK特別代表と意見交換を行った。

2.今次訪問の意義と評価 

(1)2000年のG8議長国としての日本の意思表明
 大臣より、コソヴォの各紛争当事者に対し「和解と共存」、和平履行への協力を呼びかけ、右履行へ我が国が引き続き貢献していく意思を表明した。これにより、明年G8議長国を務める我が国のコソヴォ問題の解決へ向けての積極的な姿勢を国際社会に印象付けた。

(2)日本のコソヴォ支援策の伝達
 我が国のコソヴォ支援についての考え方や「1億ドル」の復興支援策について、大臣より直接、現地の関係者に伝達したことは、現地関係者さらには国際社会に対して我が国の支援の意義を印象づける上で有意義であった。

(3)我が国NGO・国際機関職員の激励
 コソヴォの復旧・復興に当たって現地で活発に活動を展開し、我が国の支援を「顔の見える」ものとしている我が国NGO・国際機関職員の方々を激励するとともに、現場の生の声を聴くことができたことは、今後の我が国支援策を検討していく上で有益であった。

(4)周辺国(マケドニア)に対する支援
 我が国は、コソヴォのみならず南東欧地域全体の平和と安定が重要であるという考えから、コソヴォ紛争によって影響を被った周辺国への支援を重視してきている。今回、大臣がマケドニアを訪問し、文化無償資金協力等の新たな支援の方針を打ち出したことにより、我が国のマケドニア重視の姿勢が同国に対して改めて示された。



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