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河野外務大臣の訪米 平成12年2月21日
1.日程
2月18日(金)
同日成田発(同日ワシントン着)
ラミーEU貿易担当委員との会談
スパーリング大統領補佐官(経済)との会談
バーガー大統領補佐官(安全保障)との会談
クリントン大統領表敬
バシェフスキー通商代表との会談及び夕食会2月19日(土) マンスフィールド元駐日大使との懇談 2月20日(日) オルブライト国務長官との会談及び朝食会
ワシントン発(翌日成田着)
- 2.主要会談概要
(1)クリントン大統領表敬
サミット:九州・沖縄サミット成功に向けた両国間の協力を確認。非G8諸国の意見に耳を傾ける重要性につき一致。大統領より、訪日を楽しみにしている旨発言あり。大統領より、日米関係が北東アジアの安定の基盤を提供していることを示す良い機会である、また、沖縄県民の気持ちに敏感でいたい旨の発言あり。
WTO:大統領より、WTOの新ラウンド交渉の早期開始の重要性が指摘された。(2)バーガー大統領補佐官との会談
大臣より、昨年12月の普天間飛行場移設にかかる閣議決定につき説明し、先方は、代替施設の軍民共用につき支持する用意がある旨、及び96年の日米安保共同宣言に従い、日本政府と緊密に協議していく旨述べた。
その他、南アジア情勢等につき意見交換。(3)スパーリング大統領補佐官との会談
WTO:WTO新ラウンドの立ち上げが重要であり、そのために途上国の理解を得る努力及び日米欧の協力が重要との点で一致。先方より各国が柔軟性を示すべき旨の発言あり。
二国間:先方より、NTT接続料が現時点の最大の個別案件であること、更に、板ガラス、保険につき進展が必要との認識が示された。
サミット:九州・沖縄サミットにおいては、非G8諸国の意見にも耳を傾けていくことが重要との認識を共有した。(4)オルブライト国務長官との日米外相会談
HNS:先方より、HNSを含めて日米安保体制は日米両国に利益をもたらしている旨発言あり。大臣より、HNSの戦略的重要性は理解する、経済的な事情等も勘案する必要はある旨述べた。
普天間等:大臣より、昨年12月の閣議決定につき説明し、先方よりは、SACO最終報告及び日米安保共同宣言を踏まえて、日米間で協議・協力をしていきたい旨述べた。また、大臣より、沖縄における進入管制業務の返還につき事務方で話し合いをさせたい旨述べ、先方は了解した。
また、コモン・アジェンダの重要性につき意見が一致したほか、インドネシア情勢、中国、ミャンマー、国連改革につき、幅広く意見交換を行った。(5)バシェフスキー通商代表との会談
WTO:新ラウンドの立ち上げの重要性、高級事務レベルでムーア事務局長が推進している「当面の重点事項」や新ラウンド立ち上げに係る実質事項について協議していくことで一致。
二国間:先方より、簡略にNTT接続料、保険、板ガラス分野での進展を要請。大臣より、規制緩和対話における双方向性の重要性、NTTの経営の現状に伴う接続料問題の困難さ等を指摘。鉄鋼のアンチ・ダンピング措置等の保護主義的な動きにも懸念を表明。
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