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小渕前総理大臣合同葬に際する会談
日・ネパール外相会談
(概要と評価)
平成12年6月8日
- 7日午後5時50分より約15分間、河野外務大臣は、小渕前総理の内閣・自由民主党合同葬儀参列のために来日したバストラ・ネパール王国外務大臣と会談したところ、概要及び評価以下の通り。
1.概要
(1)二国間関係
- (イ)両外相は、両国が伝統的に様々な分野で良好な関係を維持しており、特に皇室・王室関係は大変信頼深く親しみをもっていることを確認した。
河野外相より、このような関係を一層強化するためにディペンドラ皇太子を今年中に日本にご招待したい旨述べたところ、今後外交チャンネルを通じて調整していくこととなった。また、バストラ外相より、伝統的な皇室・王室の存在と議院内閣制という二国間の共通点をてこに、今後も更に両国関係を発展させていきたいと述べた。(ロ)バストラ外相より、日本の経済・技術協力がネパールの近代化や経済発展、貧困削減に大変役立っているとの謝意が表され、河野外相は、ネパールの民主化・経済自由化への努力を高く評価している旨付言した。
- (2)ネパール系ブータン難民問題
河野外相より、10年来未解決となっているネパール系ブータン難民に関し、ネパール側の努力を評価するとともに、世界的な関心事項である難民問題のひとつである本件について、ブータンとの間で早期解決が図られるよう期待する旨述べ、日本としても手伝える場面があるかどうか研究していきたいと発言。
バストラ外相より、先日行われた第9回ネパール・ブータン外相級会合で双方の相異点の一致が見られなかったことは残念であるが、今後も解決へ向け努力する旨表明された。(3)最後に、バストラ外相より、河野外相におかれては都合の良い時にネパールを御訪問頂きたいとの招待があった。
2.評価
(1)日「ネ」関係
- (イ)本年3月の内閣首班交替(コイララ政権)によるバストラ外相就任後、最初の日「ネ」外相会談として(同外相は初来日)注目される。
(ロ)両国は伝統的に友好関係が続いているが、皇室・王室間の往来のみならず、昨今ではコイララ首相訪日(98年)をはじめとして、上院議長(98年)、下院議長(本年)他の閣僚や議員間の交流も活発化している。こうした中で今回河野外相からディペンドラ皇太子の訪日招待につき、今後外交ルートで調整していくこととなったことは、今後の日「ネ」関係を更に深めていく上で重要である。
- (2)ネパール系ブータン難民問題
本件問題解決について、ネパールから前向きな姿勢が伺えたことは評価できる。
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