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高村外務大臣のCTBT（包括的核実験禁止条約）発効促進会議出席について

平成11年10月5日

1．高村正彦外務大臣は、10月5日（火）から9日（土）までCTBT発効促進会議（閣僚レベル）に出席するためウイーンを訪問する。

2．このCTBT発効促進会議は、同条約が署名開放の日（96年9月26日）から3年を経過しても発効しない場合に、条約寄託者たる国連事務総長が招集し、この条約の早期発効に向けていかなる措置をとることができるかにつき検討し決定することとされており、6日（水）から8日（金）までの3日間、ウイーン（ホーフブルグ宮殿）において開催される。

3．CTBTの発効は、核拡散の防止と核軍縮のため極めて重要な課題であり、わが国は、昨秋よりCTBT批准促進のため、高村外務大臣のメッセージを各国外相に送ったり、未批准の核兵器国（米、中、露）イニシアティブに総理親書を送るなどして、各国の早期批准を促してきた。わが国は同会議の議長を務める予定であり、同会議が国際社会に対し、CTBTの早期発効を求める強いメッセージを発するものとなるよう積極的に取り組む考えである。