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過去の記録

これまでの閣僚会合の成果


第1回閣僚会合(94年7月)

 アジア太平洋地域の17カ国及びEUの外相レベルが地域の安全保障環境に関する意見交換を行うために初めて一同に会したという意味で歴史的な会合となった。

第2回閣僚会合(95年8月)

  • カンボディアが新たに参加
  • 信頼醸成措置、PKO及び捜索救難等の実務レベル・インターセッショナル会合の開催に合意
  • ARFの中期的アプローチとして、(1)信頼醸成の促進、(2)予防外交の促進、(3)紛争へのアプローチの充実という3段階に沿って漸進的に進めること、当面は信頼醸成を重視することがに合意。
  • 具体的な信頼醸成措置を推進する分野として、政治・安保対話の強化、(4)防衛政策に関する文書の作成を通じた透明性の向上等に合意。
  • 南シナ海、核実験等についてサブスタンスに立ち入った議論が行われた。

第3回閣僚会合(96年7月)
  • 閣僚レベルにおける率直な意見交換が定着化。
  • 97年のインターセッショナル活動として、信頼醸成措置に関する会合等の継続すること、及び災害救助に関する会合を新たに開催することに合意。
  • インド、ミャンマーが新たに参加。新規参加国規準として、(1)ARFの目的・活動に対する支持、(2)アジア太平洋の安全保障との関わり、(3)漸進的な拡大、(4)コンセンサスによる決定、の四項目に合意。

第4回閣僚会合(97年7月)

  • ARFの第二段階とされている予防外交につき政府レベルでの検討を開始することが確認された。
  • 信頼醸成措置の着実な実施を図ることが閣僚レベルで確認され、合意済みではあるが未実施の各種措置の確保にむけて今後検討が行われることとなった。
  • 97年のインターセッショナル活動として、信頼醸成措置に関する会合等の継続に合意。
  • 新規参加国問題については、明年ARF・SOMにおいて、検討を開始。
  • 信頼醸成措置に関するISGに対し、予防外交及び右への取り組み方を明確化するよう要請することに合意。

第5回閣僚会合(98年7月)

  • モンゴルの新規参加に合意。
  • インド・パキスタンの核実験、ミャンマー・カンボディア情勢等のメンバー国自身にとって機微な問題についても、率直な意見交換を行うとの習慣が定着。
  • 予防外交に関しては、信頼醸成と予防外交の重複部分につき、具体的事項(議長の役割強化等)を含めて検討を開始することが確認された。
  • 98年のインターセッショナル活動として、信頼醸成措置に関する会合等の継続に合意
  • 国防関係者のARF活動への関与・参加の増大傾向を支持。


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