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第6回ASEAN地域フォーラム閣僚会合
(議長声明の骨子)
1.ARFプロセスの概要(1)ARFが、地域における安全保障に関する対話と協力の場として機能してきたことに満足の意を表明。
(2)国防・軍事当局者がARFプロセスに対して果たす建設的な貢献に留意。
2.議論の概要
(1)主要国間の安定した関係は、地域の安定を支える不可分の要素であることに合意。
(2)アジア太平洋地域における主要国間の関係が、他の地域における事案に影響を受けたことを認識し、コソボ・旧ユーゴにおける事態の展開につき議論。その幅広いインプリケーションにつき懸念。
(3)南シナ海に関し、すべての当事国が、国際法の諸原則に則って平和的解決を図る旨コミットしていることを歓迎。南シナ海における緊張の増大がもたらし得る影響について、いくつかの参加国の懸念に留意。すべての当事国が引き続き自制することを恣慂。同海域における航海の自由の維持の重要性につき留意。
(4)朝鮮半島における事態の展開が引き続き懸念をもたらしていることに留意し、関係当事者が平和と安全を損ね得る姿勢をとるべきではない旨合意。98年8月の弾頭の発射及びその他のミサイル関連活動につき、緊張を高め、朝鮮半島及び地域の安定にとり深刻な結果をもたらし得るものとして懸念を表明。韓国の関与政策の努力を支持するとともに、四者会合、KEDOに対する支持を重ねて表明。
(5)核軍縮に関する核兵器国の体系的で前向きな努力の重要性を強調し、核兵器国に対して、核兵器の究極的廃絶という目標の達成に向けて更なる努力を行うことを要求。すべての国が、可及的速やかにCTBTに署名・批准し、NPTに加盟することを求める強い声があることに留意。すべての国家に対し、弾道ミサイルその他の大量破壊兵器の運搬手段の開発、実験、輸出において自制するよう要求。
(6)地域の安全保障に重大な影響を与え得る国境を越える諸問題につき議論。小火器等の違法な蓄積が多くの地域における平和と安全に脅威を与えていることを認識。地域における盗賊の問題につき、懸念をもって留意。
3.次期インターセッショナル期間の活動
シンガポール及び日本による信頼醸成措置に関するISGの共同開催の申し出を歓迎。
4.ARFの将来の方向性
(1)ARFの議論及び活動は、地域の安全保障に重大な影響を及ぼす事項に焦点が当てられるべきであることを確認。
(2)ASEANが引き続きARFプロセスの牽引車であることに合意。
(3)信頼醸成措置の重要性を認識し、信頼醸成措置に関する協力を更に発展・深化させるべきことに合意。
(4)次期インターセッショナル期間において、特に予防外交の概念と原則における進展に焦点を当てつつ、信頼醸成措置と予防外交の重複部分を検討するよう、信頼醸成措置に関するISGに要求。2000年のARF・SOMまでに、予防外交の概念と原則に関する検討のためのペーパーを準備するというASEANの申し出を歓迎。
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