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ラムズフェルド長官より、日米同盟関係は過去50年間日米両国にとって大変な利益をもたらしていると考えている、日米はこの間、経済的には大きな成長を遂げ、国民はこれを享受してきた、このような側面を自分は折に触れて強調していかなければならないと考えている旨述べた。
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町村大臣より、兵力構成見直しについては、日米同盟を強化していくという観点、沖縄等の地元の負担の軽減の双方が重要である旨述べた。これに対しラムズフェルド長官より、同感であり、地元の対応についての重要性は認識している、また同盟関係について、米国としては抑止力を弱めることはないと申し上げておきたい旨述べた。
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町村大臣より、兵力構成見直しの全体像について質問したところ、ラムズフェルド長官より、この問題は長いプロセスである、米国は米国のパートナーである国々とよく議論していかなければならない、また、米議会との関係もある、このようなことを進めていくので数年単位の時間を要する問題である旨述べた。また、同長官より、兵力構成見直しを行っていくにあたり、冷戦から引き続いて残っている部分を21世紀に向けて新しく近代化していかなければならない旨述べた。
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町村大臣より、ミサイル防衛について、昨年12月、日本は弾道ミサイル防衛システムの整備を決定したところであり、日本としては弾道ミサイルの拡散によって増大しつつある脅威について米国と認識を共有している、弾道ミサイル防衛は日米の防衛政策上極めて重要な課題であり、今後も米国と共に取り組んでいきたい旨述べた。これに対しラムズフェルド長官より、密接に協力していきたい、日本にとってもアジア太平洋地域の平和にとってもこの問題は重要である旨応えた。
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