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川口外務大臣


国連総会の際の日露外相会談
結果概要


平成16年9月21日


 現地時間20日午後5時25分頃より約30分間、ニューヨークにおいて川口外務大臣とラヴロフ外務大臣の間で日露外相会談が行われたところ、概要以下のとおり。(ロシア側からはデニソフ国連大使、ヤコベンコ外務省報道局長、グラノフスキー国際機関局長他、日本側からは、高島外務報道官、小松欧州局長、鶴岡総政局審議官、松田欧ロ長他が同席。)


1.テロとの闘い

(1) 川口大臣より、改めて北オセチア共和国における学校占拠事件の犠牲者及び遺族に哀悼の意を表したのに対し、ラヴロフ大臣より、日本側より示された支持と支援に感謝する旨述べた。

(2) 川口大臣より、テロ対策は国際社会が一致して取り組むべき問題であり、日露間でも引き続き協力していきたいと述べ、この関連で、日露間でテロに関する大使級の協議を早期に開催することで双方が一致した。(注:10月下旬を目処にモスクワで開催する方向で調整中)。


2.日露関係の戦略的重要性

 日露関係の戦略的重要性に関し、双方の認識が改めて一致した。


3.プーチン大統領訪日に向けた進め方

(1) 川口大臣より、来年初めのプーチン大統領の訪日は「十分な成果」のあるものとしなければならないと述べたのに対し、ラヴロフ大臣よりも、大統領訪日を実質的な中身のあるものとし成功させなければならないと考える旨述べた。さらに、川口大臣より、「十分な成果」という場合その中心となるのは平和条約問題であると考えている旨述べたのに対し、ラヴロフ大臣よりその点は分かっている旨述べた。

(2) 大統領訪日準備の一環として、田中外務審議官とアレクセーエフ外務次官の間の日露次官級協議を10月19日にモスクワで開催することを確認した。


4.安保理改革

 安保理改革の重要性につき双方の認識が一致した。ラヴロフ大臣より、ロシアの立場は、従来より日本側に説明しているとおり、安保理が改革される場合には日本は常任理事国の有力な候補であるというものである旨述べた。


5.北朝鮮

 北朝鮮問題に関し、日露協力の重要性につき改めて双方の認識が一致した。特にラヴロフ大臣より、次回六者会合の日程がなかなか決まらないが、このプロセスを継続していくことが重要であり、このプロセスをあきらめてはいけないという点で関係国の意見が一致していることは肯定的な要素である旨述べた。


目次


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