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川口外務大臣


川口外務大臣とアナン国連事務総長の会談(概要)


 9月15日12時20分(NY現地時間)より約15分間、国連内において、川口外務大臣とアナン国連事務総長の会談が行われたところ、概要以下のとおり。

1.イラク問題

(1) 川口大臣から、ブッシュ米大統領の国連総会一般討論演説を通じて、「国際社会 対 大量破壊兵器を保有するイラク」というイラク問題の構図が適切な形で提示されたと考える、今後、国連は非常に大きな責任を果たさなければならず、日本としても国連と協調しつつ取り組んでいきたいと考えており、事務総長の指導力に期待する旨述べた。

(2) これに対し、アナン事務総長から、国連としては、まず平和的な解決を探ることが必要であり、そのためにはイラクに対して査察を受け入れるよう圧力をかけなければならない、自分自身、精力的に各国の外務大臣と本件について協議してきている、他方、こうした国連の努力が実を結ばない場合には、安保理として非常に重い責任を果たさなければならない旨述べた。


2.国連改革

(1) 川口大臣から、9月23日に国連改革に関する事務総長報告が出されると聞いている、今後、国連は2000年のミレニアム・サミットで打ち出された諸課題に取り組むことが可能となるよう改革を進めることが重要である、日本としても必要な協力を行っていきたい旨述べた。また、続けて川口大臣から、自分の経験を踏まえ、京都議定書関連会議や 持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)は内容的には大きな成果を残したが、効率的な会議の運営との観点からは幾つかの課題を残したのではないかと述べた。

(2) これに対し、アナン事務総長から、国連改革を進めるにあたっては効率性を追求していかねばならず、このことはミレニアム宣言の実現のためには非常に重要である、また、国連の組織のスリム化や予算の問題等についても改善すべき点がある、今後、加盟国の協力を得ながら、これらの課題に取り組んでいきたい旨述べた。


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