川口外務大臣とカヴァン第57回国連総会議長の会談(概要)
9月15日12時45分(NY現地時間)より約15分間、国連内において、川口外務大臣とカヴァン第57回国連総会議長の会談が行われ、イラク問題、国連改革、紛争予防について意見交換がなされたところ、概要以下のとおり。
- イラク問題については、今後、国連の場を通じて取り組んでいくことの重要性につき認識が一致した。
- 国連改革については、川口大臣から、国連がミレニアム宣言を実現していくためにも国連改革が必要であり、日本としても協力していきたい旨述べた。これに対し、カヴァン議長から、総会、安保理の2つの改革が必要である、前者についてはより効率的な総会を実現すべく改革を進めていきたい、また安保理については作業部会の議論が9年続いているが率直に言って何のコンセンサスも生まれていない、議論の10年目を迎えるにあたり、この節目を活用することにつき検討されるべきであるとの認識が示され、川口大臣からも安保理改革を推進する必要性につき述べた。
- 紛争予防については、カヴァン議長から、紛争への対応にあたっては、予防外交にはじまり、紛争そのものへの対応、そして最終的には紛争終結後の復興までの一貫した取組が必要であり、このような国連の方針は貴国の方針と一致していると承知している、今後も本分野における貴国との協力を一層緊密に行っていきたい旨述べた。
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