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国連改革に向けた日印協力
安保理常任理事国入りにつき相互支持。近く国連改革に関する局長級協議を開催することにも合意。
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経済関係
日印経済関係の抜本的強化のための共同研究グループ(JSG)を近い将来の日印首脳会合の際に合意出来るよう準備を開始することに合意。
また、川口大臣は、インド商工会議所連盟(FICCI)において、対印投資の問題点、日印経済関係の強化の必要性等に焦点を当てた「Trading in Analog for Optical Fiber: The Future Direction of Japan-India Economic Relations」と題するスピーチを行い、好評を博した。
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経済協力
インド新政権の経済・開発政策及び我が国ODAに期待する重点分野につき説明を受け、引き続きインドとの経済協力を継続していく旨表明。シン外相よりは、デリー・メトロを例に挙げて我が国ODAがインドのインフラ整備に役立っており感謝している旨発言。
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首脳レベル対話
インド側より、小泉総理の訪印招請あり(我が方よりは、シン外相の訪日を招請中)。
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幅広い対話
国連改革に関する局長級協議、テロ対策作業部会、輸出管理に関する専門家協議の設置・開催に合意。インド側よりは、既存の対話の枠組み(貿易協議、外務次官級政務協議、エネルギー協議等)の継続要望があった。
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軍縮・不拡散
川口大臣よりは、改めて全ての国のNPT加入、CTBT署名・批准を希望するとの立場を表明するとともに、弾道ミサイルの開発・発射実験・配備の自制を求めた。シン外相よりは、差別的との理由でNPTに参加しないとの従来の立場の表明がある一方、カット・オフ条約については、前向きな発言あり。
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地域情勢に関する対話
シン外相より、日印両国はアジアの二大大国として全てのアジア諸国を含む幅広い協力関係につき議論していくことを提案。川口大臣よりは、東アジア・コミュニティーの形成につき、機能的協力を軸に進めるべきとの考えを提示。また、印「パ」間の対話の進展を歓迎。
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表敬等
13日午後、川口大臣は、マンモハン・シン首相を表敬し、両国の経済関係強化等につき意見交換。マンモハン・シン首相よりは、デリー・メトロの支援に感謝する発言あり。
その他、川口大臣は、J.N.ディクシット国家安全保障顧問、アドヴァニ野党下院議員団長と会談を行った。
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