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川口外務大臣


川口外務大臣のASEAN諸国(マレーシア、ラオス)訪問
(概要)


平成15年11月13日


 川口順子外務大臣は、11月10日(月)から13日(木)まで、ASEAN諸国であるマレーシア及びラオスを訪問し、各国要人との会談等を行ったところ、概要以下のとおり。


1.日程

11月11日(火): マレーシア
午前 サイド・ハミド外相との会談
(会談終了後、文化無償協力交換文書署名式)
午後 アブドゥラ・バダウィ首相への表敬

12日(水): ラオス
午前 チュンマリー・サイニャソーン副大統領への表敬
   ソムサワート・レンサワット副首相兼外務大臣との会談及び昼食会
午後 経済協力サイト視察、在ラオス大使館訪問等


2.今次訪問のポイント

(1) 12月の日ASEAN特別首脳会議を前に、ASEAN側の対日調整国であるマレーシア、ASEAN新規加盟国であり次期ASEAN議長国であるラオスとの間で、同会議の成功に向けた協力を確認。

(2) マレーシア訪問は、我が国外務大臣として5年ぶり。10月のアブドゥラ政権成立後初の外国要人の訪問。

(3) ラオス訪問は、我が国外務大臣として13年ぶり。ラオス側よりは歓迎を受け、我が国の対ラオス支援につき感謝の表明等が行われた。


3.マレーシア訪問の概要

(1) 日ASEAN関係(特別首脳会議)
 川口大臣より、12月の日ASEAN特別首脳会議では将来を見据えた協力関係を確認し、強いメッセージを打ち出したい旨述べたのに対し、マレーシア側より、対日調整国として「共に歩み共に進む」関係が有意義となるよう協力したい旨言及があった。
 また、川口大臣より、特別首脳会議ではIAI(ASEAN統合イニシアティブ)、メコン地域開発、BIMP-EAGA(東ASEAN成長地域)への協力について取り上げ、我が国として協力を進める旨発言。マレーシア側よりはBIMP-EAGAへの支援の重要性等につき言及があった。

(2) 日マレーシア関係
 川口大臣より、経済連携につき、11月20~21日予定の産官学第二回研究会を受け更に作業を進めたい旨発言。マレーシア側より、協定締結に向けた進展を評価。
 マレーシア日本国際工科大学(MJIUT)につき、川口大臣より、これまでの協力の進展を踏まえ今後の具体的協力のあり方を協議していきたい旨、本大学がASEAN全体の科学技術分野の人材育成の拠点となることを期待する旨発言し、マレーシア側も同意。

(3) 国際情勢等
 反テロ協力、ミャンマー問題、イラク問題につき意見交換が行われた。

(4) 文化無償資金協力署名式
 SMSミリ寄宿学校における日本語教育機材の購入のため、1,750万円を限度とする無償資金協力につき、大臣とハミド外相との間で署名を行った。


4.ラオス訪問の概要

(1) 日ラオス関係
 最近の頻繁な要人往来を両国関係の深化を示すものとして評価するとともに、日ラオス事務レベル協議を2004年1月に実施することで一致。また、2005年の日ラオス外交関係樹立50周年に向け計画を進めることとなった。
 ラオス側よりは、我が国の対ラオス支援につき再三にわたり謝意を表明あった。

(2) 日ASEAN関係
 ラオス側より、2004年に同国がASEAN議長国となることにつき、我が国の支援に感謝を表明。
 日ASEAN特別首脳会議につき川口大臣より、30年に亘る良い関係を踏まえより進んだ協力関係を具体的に描くよい機会としたい旨発言。ラオス側より、他のASEAN諸国とも協力し、同会議が成功をおさめるよう努力していきたい旨応答あった。

(3) メコン地域開発
 川口大臣より、特別首脳会議ではメコン地域開発についてもしっかり議論していきたい旨述べ、メコン地域開発の中で我が国は「東西回廊」の「経済回廊」化を重視している旨、ラオスにおける気象観測網整備計画に基本設計調査を行う予定である旨表明した。ラオス側よりは、我が国の協力に感謝の意を表明あった。
 また、ラオス側よりメコン河委員会につき、同委員会事務局への協力の要請があり、川口大臣より協力していきたい旨応答した。

(4) 国際情勢
 ミャンマー情勢、朝鮮半島情勢、国際捕鯨委員会(IWC)、国連安保理につき意見交換が行われた。



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