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川口外務大臣


川口外務大臣の英国訪問

平成14年4月30日

 川口外務大臣は、外務大臣就任後初の外国訪問において、まず英国を訪問し、4月29日午前中にストロー英外務大臣及びプレスコット英副首相とそれぞれ会談を行った。

1.ストロー外務大臣との会談

 ストロー外相とは、中東和平及びアフガニスタン情勢等の地域情勢を中心に意見交換を行った。

(1) 中東和平について、川口大臣より、ラマラでのアラファト議長解放に向けた英国の努力等に謝意を表するとともに、停戦の実現と和平へのプロセス開始には米国の継続的関与の確保及び国際社会の深い関与が必要であることを指摘し、日本としても建設的役割を果たしていく考えであることを説明した。これに対し、ストロー外相より、英国も日本と同様の認識であり、問題解決に向け日本とも協力していきたい旨述べた。

(2) アフガニスタン情勢について、川口大臣より、緊急ロヤ・ジェルガに対する支援、麻薬、復員や地雷分野等の治安への協力など日本の取組を説明した。これに対し、ストロー外相より、英国の取組につき紹介の上、日本とも緊密に連携していきたい旨述べた。また、川口大臣より、アフガニスタンに関するセミナーの日英共同開催提案に対し支持を表明した。

(3) インド・パキスタン関係、北朝鮮等の地域情勢についても意見交換を行った。特に、北朝鮮については、日本人拉致問題の解決の重要性を説明し、日本の立場を踏まえて、北朝鮮側へ引き続き働き掛けを行うことを要請した。英国側からは、これまでも問題提起しており、今後とも続けていく旨言及があった。また、アフリカ問題についても、両者で重要課題として取り組んでいくことで一致した。

(4) 日英二国間関係について、草の根レベルのつながりや貿易・投資の面での日英関係を更に発展させ、また、グローバルな課題における協力を強化させていくことで意見の一致を見た。英側からは、W杯でのフーリガン対策につき説明があった。

(5) 英側より、日本の国連安保理常任理事国入りを引き続き支援する、との発言があった。


2.プレスコット副首相との会談

 プレスコット副首相とは、京都議定書及び持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)につき意見交換を行った。

(1) 京都議定書について、双方の締結準備状況につき紹介し、緊密に協議を行っていくことに合意した。

(2) WSSDについて、川口大臣より、日本としては、世界的に戦略、責任、経験を共有する「地球規模の共有(Global Sharing)」の原則を提唱し具体的な行動を起こしていくことを考えている旨説明した。WSSDの成功に向け日英双方で引き続き緊密に協力することで意見の一致を見た。


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