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川口外務大臣


日米外相会談(概要)

平成16年5月15日

 米国東部時間14日午前11時05分(日本時間15日00時05分)から約20分間、G8外相会合に出席するためワシントン訪問中の川口外務大臣は、パウエル米国務長官と会談を行ったところ、概要以下のとおり。


1.北朝鮮

 川口大臣より総理訪朝につき説明し、これを受けてパウエル長官より支持する旨の発言があった。


2.イラク

(1) 川口大臣より6月30日に主権を移譲する方針を堅持していることを評価する旨述べた。これに対し、パウエル長官より、主権移譲においては言葉どおりブレマー行政官率いるCPAからイラク人による暫定政権に主権が移譲される、イラクでは既に11の省庁が設立されており、今後イラク人がイラクをリードしていくことが必要である旨述べた。

(2) パウエル長官は国連の関与について、国連安保理の決議を求めていく方針だが、決議採択は早ければ早いほうがよい旨述べた。

(3) 川口大臣より、米兵によるイラク人虐待問題につき、不幸かつ残念な事件である、他方で、米国がその後透明性をもって種々の方策をとっていることは重要であり、国際社会もこのような米国の努力を評価出来るようになるとよいと思っており、米国が引き続きそのような姿勢を続ける必要がある旨述べた。これに対し、パウエル長官からは、大変な事件であり、このような事件は遺憾である、しかし、米国としてはその後適切な対応を行っている旨応答があった。

(4) 川口大臣より、日本は人道復興支援によって同国への関与を今後も継続していく旨述べ、パウエル長官から謝意が表明された。


3.中東

 川口大臣より、外相会談に先立って行われたG8外相によるブッシュ大統領表敬の際に、大統領よりオーナーシップとパートナーシップが重要であるとの発言があった旨を紹介し、今後のアラブ首脳サミットもあり、アラブ諸国の改革を国際社会として勇気づけていくことが重要である旨述べ、パウエル長官とこの点につき意見の一致があった。


4.日米安保

 川口大臣より、SACO最終報告の普天間飛行場の移設・返還については、日本政府として、従来どおりの方針を堅持していく、また、普天間飛行場の代替施設の15年使用期限問題については、引き続き取り上げていく旨述べた。


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