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川口外務大臣


日米外相会談概要
(於:ウィスラー)

平成14年6月13日


1.沖縄、日米地位協定等

 川口大臣より、沖縄の問題は極めて重要であると述べた上で、1.SACOの着実な実施が重要である、特に普天間基地の移設については、使用期限についての日米双方の立場はあるも、引き続き努力して早期実現を目指したい、2.引き続き事件・事故を防止することが重要である、3.日米地位協定の運用改善が緊要である旨述べた。

 以上に対して、パウエル国務長官は首肯しつつ、事件・事故については自分も関心を持ってフォローしていきたい、日米地位協定等の問題について、できる限り努力していきたい旨述べた。

2.北朝鮮

 川口大臣より、日本と北朝鮮との関係を改善していくことが重要である、また、拉致問題の解決は当然避けて通れない問題である、米側も北朝鮮にこうした日本の考え方を伝えて欲しい旨述べたのに対して、パウエル長官は理解を示した。

3.中東情勢

(1)川口大臣より、先般の中東訪問を踏まえ、自分としても当事者間の信頼関係の欠如が深刻であることを痛感した、問題解決のためのモメンタムが失わないように中東和平のための国際会議の開催が重要である旨述べた。

 以上に対して、パウエル長官より、ブッシュ政権としてはアラブ側、イスラエル側より様々な声を聞いているところであり、また、サウジアラビアのサウド外相も訪米する予定である、それぞれの話を聞いた上で、近くブッシュ大統領が中東和平に関して米国民に向けたメッセージを発表することを考えている旨述べ、さらに、中東和平のための国際会議については、そのタイミング、場所、出席者等デリケートな問題が多々ある、経済、人道等の分野での日本の役割を高く評価している旨述べた。

 更に、PA改革について、大臣より国際社会として慫慂すべしと表明した上で、本件に関する日本の考え方と和平プロセスの進展と日本の対パレスチナ支援の中身を結びつけるロードマップを、先般イスラエル、パレスチナ双方に対して説明してきた旨述べた。

(2)今後とも、中東問題につき緊密に連絡を取り合っていくことで意見が一致。

4.京都議定書

 川口大臣より、米国としても本件に関する建設的対応を求めたい旨述べたのに対し、パウエル長官はこれをテークノートした。    


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