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川口大臣より、日本のこれまでの姿勢及び2億ドル以上の支援について説明の上、対イラク人道・復興支援に関する日本の5原則について説明した。これに対し、ストロー外相は、日本政府及び日本国民がイラク問題を平和的に解決するために払った努力と、日本の支持に感謝を述べ、日本は、親しく、信頼のおける同盟国であると述べた。更に、ストロー外相は、日本の5原則については全く同意すると述べた。
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(2) |
ストロー外相は、イラク現地における治安状況について懸念を示し、米英軍が治安の回復のために努力していると述べた。
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川口大臣より、イラクの復興は何らかの枠組みにより、国際社会全体で行っていくことが極めて重要であり、国連決議に合意するという努力が必要ではないかと発言した。これに対し、ストロー外相より、国際社会の団結については同意する、国連決議については英国としてもコミットしている旨述べた。国連決議については、現地の状況の推移を見ながら柔軟に考えていくこととなった。
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日英双方とも、可能な限り速やかにイラクにおける暫定統治機構が設立される必要があることで意見が一致した。
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