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川口大臣から以下のとおり述べた。
政府レベル対話を深めることが問題の早期発見、解決のために重要。このため日中間で政策企画協議を開始したい。「日中経済パートナーシップ協議」についても年内に開催したい。そのような政府間の交流の中でやはり最も重要なのは両国首脳の間で間断無き対話を行うことである。
具体的な協力項目として、第一に、10月8日から始まる環境協力週間がある。自分は1月に訪中し、中国が環境保護について重要な政策の一つとして取り入れていたことに対し感銘を受けた。この分野の協力は日中協力の重要な分野である。第二に、不審船問題については、現場での日中協力が進んでいることを評価する。台風のため作業は遅れているが、できる限り早期の引揚げが実施できるよう努力している。海洋調査の事前通報の枠組みは日中間の透明性を高め、日中間の相互信頼を向上させていく上で極めて重要。日中双方がこの枠組みを厳守し、円滑になるようより一層努力する必要がある。第三に、領事協力協議については、第1回の協議が開催された。ブルネイの会談でも述べたとおり、瀋陽総領事館事件についての日本の立場については唐部長は御存知だと思う。その共通意識の下で枠組みについての協議が始められ、この協議を通じて類似事件の発生を防止するために建設的な話合いが行われることを期待している。第四に、遺棄化学兵器について、今月5日から黒竜江省孫呉県で大規模な発掘回収作業を実施している。過去の問題を未来志向の協力に転換することができる日中間の協力の例として極めて重要と考えている。
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唐家センから、以下のとおり述べた。
以下の7項目の協力につき共通認識を達成したい。第一に、青少年交流がある。江沢民訪日の際に5年間に500人の青少年交流を行うことに合意したが、これを更に継続したいと思う。2004年から第2ラウンドの青少年交流を進めたい。第二に、「日中経済パートナーシップ協議」を年内に出来る限り早く開催する。第三に、政策企画協議を再開する。第四に、日中環境協力週間を成功させたい。貴大臣の主導でこれだけの協力が進んできたので、全力を挙げて成功させる。第五に、人権対話である。中国側としては、2002年末まで対話を再開できると考える。第六に、遺棄化学兵器について、日中間の協力が進められており、日本の作業のペースを加速するようお願いする。第七に、不審船問題については、中国は日本側の要求を配慮し、必要な協力を提供している。日本側として本件に慎重に対応してほしい。この他には、貴大臣の両国首脳間の間断なき対話については自分としても賛成である。朱鎔基総理が昨日帰ってきたばかりであり相談したい。海洋調査活動の事前通報の枠組みについては遵守することが重要と考える。領事協力の枠組みについての協議については、第1回の協議が行われ、よいスタートをきったと考えている。実質的効果が上がるよう期待している。
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これに対し、川口大臣から以下のとおり述べた。
青少年交流の継続については、日本側も青年招聘事業の継続に努力する。人権対話については中国側の前向きな対応を評価する。
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