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日本の対ミャンマー政策の基本的認識
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日本国民の多くが、歴史的にミャンマーとミャンマー国民に強い親近感を抱いている。
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ミャンマーは地政学的に重要な位置にあるため、同国が安定して発展していくことが地域の安定と繁栄にとっても重要。
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日ミャンマー関係を日ASEAN関係の中で重要な二国間関係に発展させたい。
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政権側・女史双方に、「政策対話」を推進し、これを「政治対話」に繋げていくための働きかけ
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日本として「日本は民主化と国造りの両方を支援していきたく、今後の動きにあわせ、基礎生活分野を中心とした支援を、貴国のニーズを十分踏まえ、積極的に拡充していきたい」との考え。
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政権側、スー・チー女史に対して、「人道分野の政策対話」を進め、これを「政治対話」に繋げて欲しい。その際「両者間で話し合いを進め、ミャンマー国民が必要としている案件を示して欲しい。日本としてこれを積極的に支援していきたい。」
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(3) |
経済改革の重要性
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ミャンマーがこの地域で経済発展を遂げるためには、経済改革の推進と経済政策の透明性の向上を通じた外資の導入が重要。その観点から、現在日本とミャンマーとの間で進めている経済構造調整支援の成果(2002年12月完成予定)を実際の政策に反映させるよう期待。
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少数民族との和解(政権側に対して)
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安定的な国造りの実現のために、少数民族との和解に向けた更なる努力に期待。
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