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川口外務大臣


日米外相会談概要

(於:バンダル・スリ・ブガワン)
平成14年8月1日

 現地時間1日午前9時(日本時間午前10時)から30分間、ブルネイにおけるARF・PMCの機会を利用して日米外相会談が行われたところ概要は以下の通り。

同席者: (米側) ケリー国務次官補(東アジア・太平洋)、ウェイン国務次官補(経済・ビジネス)、ケリー国務長官上級補佐官
(日本側) 藤崎北米局長、田中アジア大洋州局長、石井秘書官、宮島北米一課長、松永国際報道官


1.アジア情勢

(1)  川口大臣より、昨日行われた日朝外相会談について、非常に有意義な対話を行うことが出来た、雰囲気は良好で幅広いテーマについて議論することが出来た、先方の対応も前向きと受け止めている、8月中に局長級協議と赤十字会談を行うことで合意することが出来た、また、米国との対話も慫慂した旨述べた。パウエル長官より、昨日、自分も、白外相と15分間と短い時間だったが、興味深い対話を行うことが出来た、今後の対応については、ワシントンに戻って更に検討したい、今後とも日米で緊密に連携して対処して行きたい旨述べた。

(2)  川口大臣より、ミャンマーの民主化に向けた動きを「不可逆」にすることは重要であり、自分(大臣)は、明後日より同国を訪問し、政府ハイレベル及びスー・チー女史に対し働きかけを行う旨述べた。

(3)  パウエル長官より、現地の状況は以前に比べて大幅に改善し、戦争勃発の危機にあるという状況ではない。今後とも両国の緊張緩和が必要であり、対話を促して行きたいと述べた。川口大臣より、自分も昨日シンハ印外相に会い、直接緊張緩和への努力を慫慂した旨紹介。



2.日米関係

(1) 川口大臣より、9月の国連総会の機会に米国を訪問することを検討している。その際、ワシントン訪問も検討して行きたい旨述べた。

(2) 川口大臣より、アーミテージ国務副長官が、8月末に訪日し、次官級戦略対話を実施することになったことは喜ばしい旨述べた。



3.イラク・アフガニスタン・中東和平

(1) イラク

 川口大臣より、国連とイラクとの協議は不調に終わったが、と水を向けたのに対し、パウエル長官より、フセイン政権についてブッシュ大統領の考え方は明らかであるが、大統領は慎重に事態をフォローしており、まだいかなる決定もなされていない、日本を始めとする同盟国と緊密に協議して行きたい旨述べた。

(2) アフガニスタン

 パウエル長官より、インド洋での我が方艦船による給油活動について深甚なる謝意の表明があった。

(3) 中東和平

 パウエル長官より、改革支援のための日本によるタスクフォース会合参加への謝意の表明があった。また、パウエル長官より、現地のテロ事件では米国人も殺害された、極めて悲しむべき状況であり、暴力の連鎖が続いている旨述べ、今後とも緊密に連絡をとりあって行くことで意見が一致した。



4.ヨハネスブルグ・サミット(WSSD)

 川口大臣より、WSSDには自分が参加予定、成功に向け引き続き米側と緊密に連携していきたい、新たな目標の設定よりも、具体的行動を指向するサミットとすべきであると考える旨述べた。これに対し、パウエル長官より、貴大臣の意見に同意する、状況が整えば、自分が出席する意向である旨述べた。


5.小泉改革

 川口大臣より、小泉改革をさらに推進すべく、関係閣僚は8月末までに改革案を用意することになっている、自分は小泉改革を強く支持している旨述べた。


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