外務省 English リンクページ よくある質問集 検索 サイトマップ
外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
トップページ 外交政策 G7 / G8
G7 / G8


6 ヴェネチア サミット

難民に関する声明(仮訳)

1980年6月22日

 7ヵ国元首及び首相は、世界中において増加する一方の難民の窮状を深く憂慮している。既に何十万人もの人々がインドシナ半島及びキューバを後にした。その多くは海を越えての逃亡という危険を冒している。パキスタンとイランはアフガニスタンから百万人に近い難民を受入れた。アフリカでは難民は数百万人を数えている。

 7ヵ国元首及び首相は、強い遺憾の意をもって、難民人口が増加し続けていること及び主要な国際的救済努力にもかかわらず、難民の苦痛が継続していることに留意する。7ヵ国元首及び首相は、影響を受けた地域の諸国が難民を受入れるに際して示した寛容と忍耐に対し賛辞を呈する。サミット参加諸国としては、難民に対する援助及びその再定住への呼びかけに対し既に十分に対応してきた。サミット参加諸国は、今後もかかる対応を続けるが、その資源は無限ではない。サミット参加諸国は他の諸国に対し、この苦痛の緩和に資するべく共に努力するよう呼びかける。

 しかし、国際社会の努力がいかに大であろうと、かかる努力を何時までも維持し続けることは困難である。難民問題にはその根源から取組まなければならない。

 従って7ヵ国元首及び首相は、難民問題に責任を有する諸政府に対しこの広範囲にわたる人間の悲劇の原因を除去するよう、また国民の多数を自国外へ追い立てる政策を追求しないよう強く呼びかける。

 
目次
外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
外務省