サミット特別声明（仮訳）
1979年6月28日
ヴィエトナム、ラオス及びカンボディアからの難民の惨状は歴史的規模をもった人道上の問題を提起しているとともに、東南アジアの平和と安定にとって脅威となっている。現に起っている悲劇と苦悩にかんがみ、この問題は即時のかつ大々的な対応を要する。
各国元首及び首相は、ヴィエトナム及び他のインドシナ諸国に対し、人々の現在の辛苦と苦悩を除去するため緊急かつ有効な措置をとるよう呼びかける。各国元首及び首相は、難民の無秩序な流出が、自由な出国と家族再会の原則を阻害することなく、即時に停止されることの多大の重要性を確認する。
参加国政府は、国際的努力の一環として各国における現在の社会的・経済的状況を考慮しつつ、より多くの資金を供与すること及びより多くの難民を受入れることを通じて、インドシナ難民の救済と再定住に対する寄与を実質的に増大する。
各国元首及び首相は、国連事務総長に対し、具体的かつ積極的成果をあげることを目的とする会議をできるだけ速やかに招集するよう要請する。各国はこの目標を全面的に支持し、かかる会議に建設的に参加する用意がある。
各国元首及び首相は、全ての国が参加して、この緊急問題に取り組むよう呼びかける。
