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トップページ > 外交政策 > G7 / G8 |
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(仮訳) 昨年エビアンにおいて我々は、腐敗との戦い及び透明性の向上のために共に行動し、また途上国のパートナー及び国際社会と共に行動することを決意した。我々は、腐敗が経済成長に及ぼす負担の解消を支援するために、更なる取組みを行う。以下は、エビアンでの約束のフォローアップ報告である。 途上国主導による透明性向上のための協約の開始 G8政府は、透明性の向上及びそれにより公的資源を賢明に使用する各国の取組みを支援するため、数多くの途上国政府との間で自発的なパートナーシップの構築に向けて協力している。これらの取組みは、歳入及び歳出を含む公的予算、政府調達、公的コンセッションの付与、許可の付与における透明性に焦点を当てている。大きな採取産業部門を有する国との協力には特に重点を置く。これらのパートナーシップは自主的な協約を通じて実現されるが、その協約は、その国自身の戦略を支持するという双方の約束を示し、現行のイニシアティブ及びプログラムと全面的な補完性を有するものである。
G8政府は、国連腐敗防止条約の妥結というエビアンでの目標を達成した。同条約は、公的な誠実性、透明性及び説明責任について高い国際的な基準を設定し、不正に取得された財産が国際的に移転した際の財産の回復を促進する。この重要な新しい国際協定が効果的に実施されることを確保するため、我々は、
我々は、自国の法令に基づき、適当な場合には入国を拒否することにより、腐敗の罪を犯した公務員に安全な避難先を与えないように努めるというエビアンにおける我々の約束を再確認する。我々は、専門家に対してこの目的達成のために取組みを精査し、向上させるように指示し、その進捗状況を次回サミットにおいて検討する。 公的財政管理と説明責任の強化 我々は、国際開発金融機関(IFIs)における公的財政管理及び説明責任プログラムの強化が、真の進展をみたことを歓迎する。IMFは、2004年7月より、プログラム文書及び監視報告を公表することに同意した。 米州開発銀行も情報公開政策の改善に同意した。我々は、IFIsによって設定された高い情報公開及び透明性基準を各国が満たすよう奨励し、
我々は、外国公務員贈賄防止条約のOECDによる審査を強化するというエビアンでのG8諸国の誓約を達成する上で、大きな進展をみた。2004年2月、OECD理事会は、贈賄作業部会(WGB)に資金供給を行うメカニズムを含む、改革パッケージを承認した。同パッケージは、締約国の実施実績を審査する重要なピア・レビューの全行程を終了させるため、2007年までの安定した資金を達成する。
全てのG8諸国は、金融活動作業部会(FATF)が2003年6月に採択した、改訂された40の勧告の実施を約束する。 我々は国連国際組織犯罪防止(TOC)条約の実施を推進している。我々は、TOC条約の批准の迅速な検討を促すための外交戦略を策定し、同条約の実施を推進するための技術援助の提供を行うべく、国連薬物犯罪事務局への拠出国を含む他の関係者と調整を行う。 我々は、各国・地域の資金洗浄対策及びテロ資金対策の(AML/CFT)基準の遵守状況を評価するために、IMF/世界銀行、FATF及び他の国際機関によって行われている広範な国際的な取組みを強く支持する。我々は、全ての国・地域が、それぞれの制度の弱点に取り組むため迅速に行動することを促す。我々は、国際的な取組みの一環として、各国・地域がそのAML/CFT制度において短所と認識された問題への取組みを支援すべく技術援助が実施されることを期待する。 透明性に焦点を当てた貿易協定の再確認 我々は、「地域的な及び二国間の貿易協定に、政府調達及びコンセッションの付与における透明性を要求する規定並びに貿易円滑化に関する規定を含めるよう、作業を進める」というエビアンでの誓約を再確認する。 オフショア金融センター問題の検討の継続 我々は、特に非協力的なオフショア・センターに関して、金融市場の透明性及び監督の基準を更に高めることへの約束を再確認する。我々は、財務大臣に対し、この作業を進めることを求める。この点に関し、我々は、オフショア金融センターの国際基準の遵守状況についてIMFによる定期的なモニタリング及び評価を歓迎する。我々は、オフショア及びオンショア双方の全ての金融センターが、高い透明性基準を採用し、全ての税に関する情報を交換することについても促す。 |
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