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シーアイランド・サミット (概要) 平成16年6月11日
1.総論
(1)経済・貿易 世界経済が力強さを増し、全体として状況が良くなっているとの認識が共有されたが、同時に、現在の成長をより確かなものとするために、各国が更なる構造改革に取り組むべきこと、原油価格等のリスク要因に適切に対処すること、7月の枠組合意を目指してドーハ新ラウンドを推進すべきことなどについて、各国の意見が一致した。 (2)地域情勢 (イ)中東 地域情勢では、昨年に続いて、中東情勢が最大の焦点となった。
北朝鮮については、小泉総理が先月の訪朝の成果を説明の上、核問題や拉致を含む人道問題の包括的な解決、北朝鮮を国際社会の責任ある一員とすることの必要性について訴え、各国から理解と支持を得た。また、大量破壊兵器の不拡散に関する行動計画の中でも、北朝鮮への深刻な懸念を表明し、すべての核兵器関連計画を完全、検証可能かつ不可逆的な形で廃棄することを強く求めた。 (ハ)その他 スーダンに関する声明が発出されたほか、アフガニスタン、ハイチについて議論された。 (3)安全保障問題 大量破壊兵器の不拡散、テロ対策とも、国際社会が協力して取り組むべき喫緊の課題であるとの認識の下、具体的な措置に関する行動計画が採択された。 (イ)不拡散 原子力の平和利用を口実とした核兵器開発を防ぐための濃縮・再処理の機材・技術の移転制限、IAEA(国際原子力機関)の強化、IAEA追加議定書の普遍化、PSI(拡散に対する安全保障構想)の強化、G8グローバルパートナーシップ(旧ソ連等に対する非核化支援)、北朝鮮やイラン等地域の拡散問題への対処等の事項を含む大量破壊兵器の不拡散に関する行動計画が採択された。 (ロ)テロ対策 各国首脳から引き続きテロ対策が重要であることが強調され、特に旅行者の安全のための措置を中心に、28項目からなる「安全かつ容易な海外渡航イニシアティブ(SAFTI)」行動計画が採択された。 (4)開発
(1)中東諸国との対話(9日ワーキング・ランチ)
アルジェリア、ウガンダ、ガーナ、セネガル、ナイジェリア、南アの6カ国首脳が参加した。アフリカ側からは、カナナスキス以来のG8のアフリカに対する取り組みを高く評価するとともに、それぞれの改革努力が説明された。また、ミレニアム開発目標の達成に向けて、先進国との貿易の促進、インフラ分野での支援、平和維持能力の向上に対する支援への要請がなされた。参加国首脳の多くから、TICAD(アフリカ開発会議)を通じた我が国の協力を高く評価する旨の発言があった。 |
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