10 ロンドン サミット
東西関係と軍備管理に関する宣言(仮訳)
1984年6月9日
- 我々は、東西関係につき実質的な討議を行った。我々は、何よりも必要なことは、我々全ての連帯と堅い決意であることを強調した。
- 同時に我々は、ソヴィエト連邦及びその同盟諸国との間で、政治的対話の拡大と長期的な協力を探求し続ける決意である。多くの分野で、接触がもたれ、広げられつつある。我々は、それぞれ、対話のためのあらゆる有益な機会を探求していく。
- 我々の目的は安全保障であり、可能な限り低い水準の兵力である。我々は、種々の軍備管理交渉において早期にかつ積極的な結果が得られること及び現在中断している交渉の早急な再開を希望する。米国は、いつ何処でも前提条件なしに核軍備管理の話し合いを再開することを申し出ている。我々は、ソヴィエト連邦が建設的かつ積極的に行動するよう希望する。我々は、これが東西双方の共通の利益に叶うものであると確信する。我々は、信頼を醸成し、また、厳格なコミットメントを通じ、武力不行使の原則に具体的な表現を与えるような合意の達成を支持する。
- 我々は、東側と西側が次のような重要な共通の利益を有していると信じる。即ち、平和の維持、信頼と安全保障の向上、奇襲攻撃又は偶発戦争の危険の軽減、危機管理の手法の改善、そして核兵器の拡散防止である。
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