テロと闘うための国際的な政治的意思及び能力の向上:
G8行動計画(骨子)
1.概観:テロ対処能力の向上の死活的必要性
テロの脅威は依然深刻。テロリストに安住の地を拒否することが重要。
- G8間の対テロ協力の他国への拡大、テロ対処能力が不十分な国への支援が不可欠。
- 他国への働きかけ、テロ対処能力向上支援のためのG8共通戦略が必要。
2.テロ対処能力の向上のためのG8戦略
テロリストに対するテロ実行手段の不供与、テロリストが訴追・引き渡しされることの確保、テロに対する脆弱性の克服、の3つに焦点を置く必要あり。
- 支援の対象分野として考えられる8つの分野(注)につき、G8各国が自国のノウハウを最大限活用しつつ可能な貢献をしていくことが重要。
【注】1)テロ防止のための法制、2)金融法制と実施、3)税関法制と実施、4)入国管理法制と実施、5)引渡法制と実施、6)警察・法執行、7)輸出管理・不法武器取引、8)国内保安措置
3.G8行動計画:テロと闘うための国際的な政治的意思及び能力の向上
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国連安全保障理事会テロ対策委員会(CTC)を支援するため、以下の事項を目的とする「テロ対策行動グループ」(CTAG)を創設。
■テロ対処能力向上のための支援に関する要請の分析や需要の優先付けを実施。
■2004年サミットまでに地域的な支援計画を促し地域的な支援を拡大 等。
- テロ防止関連諸条約未締結国に対する条約締結促進の働きかけ、地域的・専門的機関に対する安保理決議1373実施促進の働きかけの活性化等を通じ、第三国や地域的・専門的機関に対する働きかけの努力を強化。
4.フォローアップ
G8議長国は2004年のサミットに向け報告書を作成。
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