放射線源の安全に関するG8首脳声明
我々は、放射線源の安全を改善することに合意。放射性物質を用いたテロとの闘いにおける国際原子力機関(IAEA)の役割を認識。IAEAの活動を支援し補完し、テロリストが放射線源を入手し得ないことを確保するため、以下の措置をとることを決定。
1.IAEAの「放射線源の安全とセキュリティに係る行動規範」強化
- 「行動規範」の内、テロリスト又はテロ支援者による放射線源の入手を防止するための取組項目を特定。
- 放射線源の国内登録制度、放射線源の輸出入の国内規制法制の整備等の項目を如何に各国で実施するかについて「勧告」を作成。
- 来年のサミットまでに「勧告」に合意し実施に向けて努力。
- 全ての国が「行動規範」を履行するよう奨励。
2.国際協力の強化
- 危険性の高い放射線源の所在の特定、回収等に関し国際協力を拡充。
- 上記「勧告」の実施促進のための支援を検討。
- IAEAの放射線源の安全向上計画を支援。
3.国際会議
- 放射線源の安全に関する国際会議を開催(2004年)。
付属:放射線テロ防止のためのG8の行動~放射線源の安全確保 |
- IAEAの取組み(「放射線源の安全とセキュリティに係る行動規範」)に対する政治的な支持を表明、「行動規範」を推進。
- 放射線源の管理体制が最も脆弱な国に対し支援。
- 放射線源管理のためのメカニズムの中長期的な強化。
- 放射線源の安全に関する国際会議をフランスで開催(2005年前半)
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